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パニック障害

パニック障害は、大きく「不安の病気である」と括ることができます。
ある日突然、息苦しさ、動悸、めまい、手足のしびれ、冷や汗などが起こり、同時に「このまま死んでしまうのではないか」という強烈な不安感に襲われることから始まります(パニック発作)。
発作の時に強い恐怖感を伴うために、「また起こるのではないか」という不安が続き、症状が初めて起こった場所や電車、狭い場所など避けるようになるために行動の半径は狭まってしまいます。

お話をうかがうと、ほぼパニック障害と特定できますが、不整脈や甲状腺機能亢進症でも動悸を伴うことがあるために、ある程度の身体チェックは必要です。

パニック発作は、「死んでしまうのでは」というほどの強い恐怖をともなうので、二度と経験したくない、と誰もが考え、行動を制限してしまいがちですが、ますます発作が起こりやすくなるので、行動は制限せずに暮らすことが望ましいとされています。発作を起こりにくくする薬剤の有効性も確かめられています。

長年行動を制限されている方がすぐに行動範囲を広げることはなかなか難しいのですが、薬を飲みながら(薬物療法)、少しずつ行動の範囲を広げていく(行動療法的アプローチ)ことが一般的な治療の流れになります。

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