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グルタールアルデハイド処理された自己心膜と石灰化除去後の大動脈弁尖の強度

当初、大動脈弁尖の石灰化部分を超音波吸引器(CUSA)で削り、残せる弁があるかどうかを確認し、石灰化部分を除いても機能しない弁のみを切除し、その弁尖をグルタールアルデハイド処理された自己心膜にて形成しておりました。しかしながら、早稲田大学生命理工学部梅津研究室との共同研究の結果、グルタールアルデハイド処理された自己心膜の強度が石灰化除去後の大動脈弁尖の10倍以上、正常な大動脈弁尖の4倍以上の強度があることが判り、強度のより優れたマテリアルを使用すべきと判断し、現在は3弁尖ともにグルタールアルデハイド処理された自己心膜にて形成しております。
グルタールアルデハイド処理された自己心膜と各大動脈弁尖の強度の比較の図

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