治療について

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慢性腎疾患心血管合併症治療センター

慢性腎疾患心血管合併症治療センター開設

総合病院ならではの専門分野のネットワークによっていま求められる高度専門医療を実現。

慢性腎疾患は主に循環器に様々な影響を及ぼすために、狭心症や心筋梗塞といった心臓病などの合併症を併発する確率が非常に高くなっています。殊に透析患者様では他の患者様に比較して、約50倍の頻度で循環器疾患を合併しますので、より注意深いケアが要求されます。
東邦大学医療センター大橋病院では、こうした合併症に対して、以前より心臓血管外科、腎臓内科、循環器内科の連携による、透析患者さまの心血管合併症の総合的な診療に取り組み、国内のみならず国際的にも高い評価を受けるに至っております。
この度開設致しました「慢性腎疾患心血管合併症治療センター」はこれまでの蓄積を活かし、さらに高度な専門医療の提供を目指しております。診療科連携のネットワークに新たに脳神経外科、整形外科、形成外科、眼科の4診療科を加え、より幅広い分野の知識・ノウハウを結集。適切な診療を実施すると同時に、患者さまとのコミュニケーションを大切にして、合併症の早期診療や予防につなげていきたいと考えております。
慢性腎疾患心血管合併症治療センターは、腎臓内科・脳神経外科・眼科・形成外科・整形外科・循環器内科・心臓血管外科の診療各科の連携による高度専門医療を提供。

当センターの特長

  • 慢性腎疾患患者様を、横断的に検査・治療します。
  • 急性期患者様は24時間、当センターにて対応します。
  • 外来検査・外来手術の充実を心掛けております。
  • 透析導入時の心エコー並びに冠動脈評価は外来検査にて実施します。
  • 患者さまにマッチした治療計画をご紹介先にレポートします。
  • 生活習慣病の早期スクリーニングを定期的に実施します。
  • 入院期間は柔軟に対応します。
  • ドライウェイト設定のご相談をお受けします。
慢性腎疾患のすべての患者さまを対象に合併症の早期診療と予防にも貢献します。

透析治療を受けておられる患者さまが中心となりますが、心血管合併症の多くは透析治療が必要となるかなり以前から徐々に進行してきますので、糖尿病、高血圧、慢性腎炎などによる慢性腎臓病を病んでおられる全ての患者さまに対して診療することを主旨としています。特に以下の症状を経験された患者さまには当センターでの診療をお勧めいたします。
  • 胸痛、労作時の息切れ、原因不明の心不全、心雑音
  • 心停止や失神、動悸
  • コントロール困難な高血圧
  • 歩行時の下肢の痛みや倦怠感
  • 原因不明の浮腫
  • 重篤感のある背部痛や腰痛
  • 内シャントトラブル

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 心臓血管外科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)