健康な肌を目指し、患者さまと一緒に考えます

対象疾患

当科では皮膚疾患全般の診療を行っています。
中でもとくに、下記の疾患の診療に力を入れています。

アトピー性皮膚炎

とくに慢性かつ難治性の症例に対しては入院療法を実施し、大きな成果をあげています。原則として7日間の入院期間(月曜日に入院して翌週の月曜日に退院)の中でかゆみ対策や正しい治療方法などを患者さんに身につけていただくことを目的としています。最重症例では2週間の入院も行っています。

入院療法については下記ページもご参照ください。

入院療法の実際

入院療法の有用性とステロイドの影響

乾癬

乾癬の中でもとくに下記のような難治性の症例に対して、最新の生物学的製剤を用いた治療を行っています。

尋常性乾癬

  • 既存の全身療法では十分な効果が得られないケース
  • 治療抵抗性の難治性皮疹または関節症状を有するケース
  • 体表面積10%以上の広範囲の病巣を有するケース

乾癬性紅皮症・汎発性膿疱性乾癬

  • 広範囲の病巣を有するケース
当科の乾癬の治療については下記ページもご参照ください。

治療に難渋する尋常性乾癬に新しい治療薬が登場

色素細胞母斑(ほくろ)/悪性黒色腫(メラノーマ)/青色母斑/基底細胞がん/ 脂漏性角化症(老人性疣贅)/皮膚線維腫/血管腫 など

当科では上記のような皮膚の腫瘍やほくろなどの色素性病変に対し、「ダーモスコピー(皮膚内部の色素分布を観察する専用の拡大鏡)」による診断を積極的に行っています。必要に応じて病変を切除し、病理診断科とともに病理組織学的診断も行っています。

また、近年では血管所見の観察から無(低)色素性病変(無色素性基底細胞がんや無色素性悪性黒色腫など)の有用性も明らかになってきており、これらの疾患の診断にもダーモスコピーを活用しています。

薬疹

薬疹とは、薬を内服したり注射したりすることによって生じる発疹や皮膚・粘膜の異常の総称です。当科では「どういう薬剤が薬疹の原因となっているのか」といった丁寧な原因検索から、薬疹の重症度に応じた適切な治療まで幅広く行っています。必要な場合には入院加療も行います。

円形脱毛症

円形脱毛症に対して、主に下記のような治療を行っています。
局所免疫療法(保険外診療)
  1. SADBE(squaric acid dibutylester)という感作物質の2%溶液で脱毛部に感作させる
  2. 2週間後から脱毛部に低濃度の感作物質溶液を、1~2週間に1度外用する
  3. 軽度の掻痒感が2~3日持続するまで濃度を上げていき、同濃度で外用を持続する
※副作用として接触性皮膚炎症候群、局所のリンパ節腫張、蕁麻疹を生じることがあるので、専門医による治療が必要です。
ステロイド局注
2~4週間に1度、トリアムシノロンアセトナイドによる局所注射を行います。副作用が全身に及ぶことは稀ですが、局注部位の皮膚萎縮などの例はあり、注意しながら治療を行う必要があります。
液体窒素療法
1~2週間に1度、綿棒またはスプレーによる液体窒素療法を行います。

この他、専門外来について

この他、下記の専門外来も設けています。詳細についてはリンク先のページをご参照ください。

陥入爪・巻き爪外来

ヘルペス外来

美容外来