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6つの『こ食』

ブロク担当の冨岡です。
皆さんは『こ食』という言葉を聞いたことがありますか?
ひと昔前までは家族とともに囲む食卓は一般的なものでしたが
近年、労働環境の変化や生活時間帯の夜型化、食に対する価値観の多様化などで、家族を始め誰かと食事を共にする機会が少なくなっていると言われています。
このような状況が原因で起こりうる食の乱れを表わす言葉として
『こ食』があります。そこで今回は問題視されている6つの『こ食』を紹介します。

注意すべき6つの『こ食』

【個食】
(家族揃って食事をしているがそれぞれがバラバラに好きなものを食べること)
味を共感することでコミュニケーションが生まれますが、個食が続くことで協調性に欠ける恐れがあると言われています。

【孤食】 (孤独に一人で食べること)
食事中の会話や食事を通じてのしつけも行われず、社会性が身につかないとされています。現在では一人暮らし・核家族化・生活リズムの違いなどから独りで食事する方が多くなっています。

【固食】 (いつも同じものばかり食べること)
特定の食品ばかりを食べていると栄養バランスが崩れやすくなるので主食・主菜・副菜を基本に多様な食品を組み合わせて食べることが大切です。

【小食】 (少しの量しか食べないこと)
食事量の少ない高齢者や無理なダイエットで必要量を食べずにいては栄養不足となり抵抗力が落ちるだけでなく気力まで低下してしまいます。

【粉食】 (パンや麺など粉から作られるものばかり食べること)
軟らかいものばかり食べていては咀嚼回数が減り咀嚼力も低下してしまいます
また、ご飯よりカロリーが高い食品が多いため肥満になりやすい傾向があります。

【濃食】 (濃い味付けのものばかり好んで食べること)
加工食品や調理済みの食品ばかり食べていると正常な味覚が失われます。
また、塩分の過剰摂取やカロリーオーバーなどで様々な病気の原因となります。

 

最近では、家族がいるのに高齢者が「こ食」をしているケースがあります。
高齢者のために別の食事を用意していることもありますが、個食であっても
なるべく弧食にならないようにしましょう!
何と言っても美味しい食事はお腹も心も満たされて健康的にいられます。
ご自身の食生活と合わせて、ご家族の食生活がいずれかの『こ食』に当て
はまっていないか確認してみて下さいね。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2017年07月01日00時01分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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