当科では下記に示すような婦人科がんの基礎的・臨床的研究を行っています。
私たちは女性の一生の主治医です
当科における婦人科がんの研究
子宮頸癌の診断に関する臨床研究
子宮頸がん検診で行われている細胞診の精度を高くする目的で、従来の細胞診の方法に加えて液状処理細胞診に関する検討を行っています。またヒトパピローマウイルス(HPV)の研究を併せて進行中です。本研究によって従来の子宮頸部細胞診の検査の精度・感度を高くなる方法を開発できる可能性が期待できます。
子宮体癌の妊孕性温存治療に関する臨床研究
近年、20~30歳代の若年で妊娠前に子宮体癌が見つかった患者さんの場合、子宮を摘出する手術ではなく高用量のプロゲステロン製剤を用いたホルモン療法が適応になることがあります。子宮体癌に対するホルモン療法についてその治療効果の判定などを目的として病理組織学的検討や分子生物学的研究を行っています。
子宮体がん術後化学療法に関する臨床研究
子宮体がんの手術後、再発のリスクが高いと考えられる症例に対して術後化学療法を行う臨床試験を実施しています。
卵巣がんの化学療法に関する臨床研究
卵巣がんのなかで明細胞腺がんとよばれる病理組織型のがんは他のがんに比べ標準治療である化学療法の奏功率が低いことがあきらかになっています。そこで卵巣の明細胞腺がんの患者さんを対象としてシスプラチンとCPT-11という抗がん剤の併用療法の治療効果を検討する臨床研究を実施しています。
婦人科がんの細胞生物学的研究
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの培養細胞株を用いてがん細胞に発現される糖タンパクや糖脂質などに関する分子生物学的研究を行っています。
卵巣がんの抗がん剤感受性に関する基礎的研究
卵巣がんは抗がん剤が手術療法と併せて主たる治療法になります。したがって卵巣がんの患者さん個々について抗がん剤が効くか否かを調べることは治療のうえで重要です。すでに私どもは共同研究者らとともに卵巣がんの基礎的検討で糖鎖の発現の違いによって抗がん剤の感受性が異なることを見出しており、研究を進行中です。




