学術活動

学術活動

現在行っている研究

私たちの教室には、骨格筋疾患の研究の長年の伝統があり現在も継続しています。近年では神経免疫疾患の研究にも重点を置くようになっています。それ以外にも有病率の高い疾患の脳血管障害、神経変性疾患についても下記のような研究を行っています。
  • 10年以上前には、進行した神経変性疾患や重度の脳血管障害の患者さんは、嚥下困難のために気管切開や胃瘻をしばしば受けていました。しかし、私たちは多職種でチームを構成し嚥下評価の実施し、可能な限り経口摂取を維持するよう努めており、有望な結果が得られています.
  • 私たちは脳神経外科医や心臓専門医と協力して、脳血管障害の患者に最適な治療オプションを提供し、これらのアプローチの有効性について報告しています。リハビリテーションの分野では、早期の脳卒中患者における痙性治療の有効性を調査しています。
  • 神経免疫疾患領域では、新規分子標的薬の臨床試験を積極的に行っています。希少な神経免疫疾患は、エビデンスに基づいた治療法を開発するため、他施設との共同研究に参加しています。重症筋無力症についての研究成果は、診療ガイドラインにも推奨治療として多く取り入れられるようになりました。
  • ギランバレーモデルや慢性炎症性脱髄性多発神経障害モデルなどのさまざまな動物モデルを使用して実験的研究を行い、フリーラジカル消去や効果的な薬物の探索などを実験的手法で検討しています。
  • 新規人工ペプチドを用いた重症筋無力症の実験モデルの作成にも取り組んでいます。

研究業績

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 脳神経内科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)