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診療の特色

1.形成外科は、体の表面やそれに近い部分の異常や変形をできるだけ正常に近い状態に治すことを治療の目的に診療を行っています

東邦大学医療センター大橋病院 形成外科では、頭部から足先まで、体の表面やそれに近い部分の異常や変形などの治療を行っています。主な対象疾患については、下記リンク先をご参照ください。
身体表面の変形や欠損、異常などを治療することで患者さんの身体機能を改善するのはもちろん、整容面においても可能な限り「本来の自然な形態」へと修復するのが形成外科の重要な役割のひとつです。整容面を重視した再建術を始め、超音波エコーやナビゲーションシステムを用いた顔面骨骨折の手術など「より正確で、よりきれいな」手術に力を入れています。

近年は、超高齢化や糖尿病・閉塞性動脈硬化症などにより褥瘡(床ずれ)や難治性皮膚潰瘍(治りにくい傷)が増加し、さらに医療制度改革により「施設」から地域へ、「医療」から「介護」へと在宅医療・介護の充実が図られています。そこで、医療機関間や医療と介護間の連携強化を通じた、「効果的かつ効率的な医療・介護のサービスの提供」を目的に、定期的な診察により、それぞれのニーズに合わせた適切なケアや治療計画をご提案しています。さらに、実際にケアにあたられるご家族や医療従事者に対する指導や啓蒙を行い、再発防止を図っております。最近では、自己多血小板血漿療法(PRP療法)を導入し、治療期間の短縮や再発防止に努めております。

2.患者さんの「声」にいつでも丁寧に耳を傾ける姿勢で診療に取り組んでいます

形成外科が取り扱う症例はごく軽症の場合から重症の場合までさまざまですが、症状の程度と患者さんが抱える悩みは当然のことながら決して比例するものではありません。自分では「病院で診てもらうほどではない」と思うような軽い症状であっても、「身体を思うように動かせなくて困っている」「外見に自信がもてなくて積極的に行動できない」「家族や友人と一緒に銭湯や温泉に入れない」などの悩みを抱えている方も少なくないと思われます。

このような患者さんのお悩みに対する適切な診断や治療に努め、より良いQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を獲得することを目指しています。体の表面に関することで「どうしたらいいのだろう」とお困りだったり、悩んでいらっしゃることなどがありましたら、まずはぜひご相談ください。

3.足部の壊疽や変形などの足病変を治療・予防する「フットケア外来」を開設しています

医療行為として「メディカルフットケア」を行っています。これは糖尿病や閉塞性動脈硬化症、末梢循環障害などを原因とする足の病変の治療や予防を目的とするもので、毎週水曜日と木曜日の午後にフットケア外来を開設しています。
形成外科医、循環器内科医、腎臓内科医、義肢装具士という各専門分野のスタッフがひとつの外来で診療にあたっています。患者さんお一人ひとりに応じた最適な治療を行うため、スタッフ一同がそれぞれの専門性を発揮しながら足病変の集学的な治療と予防に取り組んでおります。

このようなチーム体制のもと、院内で横断的なフットケアを提供している施設は全国的にもまだ少ないため、当院の取り組みは近隣の医療施設でも認知されてきています。フットケアの対象となる患者さんを他病院からご紹介いただいたり、当院での治療を終えた患者さんをまた他の医療施設へご紹介(逆紹介)するといった連携体制も確立されておりますので、足病変でお困りのことや気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 形成外科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)