検査について

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神経生理機能系検査(脳波・筋電図など)

脳波

脳波室
頭皮に電極を貼り、脳(大脳)の活動電位を記録する検査です。失神や痙攣の原因精査、頭部の外傷や手術の影響、意識の状態などを調べます。途中、深呼吸やストロボの光を当てることで脳に負荷をかけ通常の状態では出現しにくい異常な働きがあるかどうか調べます。また、長時間安静が保てない患者さま(乳幼児など)では眠りを催す作用のある薬を用いる場合があります。記録時間30分前後ですが電極の着脱の時間を含めると1時間程度かかります。

針筋電図

手や足の筋肉にごく細い針電極を刺して筋肉の活動電位を観察する検査です。痛みを伴いますが、筋肉の病気や脊髄・神経の病気の診断、部位の判断、重症度の判定等に大切な検査です。検査する筋肉の部位や数は症状によって異なります。

神経伝導検査

筋電図
手・足の筋肉を動かす運動神経、感覚を伝える感覚神経に与えた電気刺激の伝わる速さを測定します。多少痛みを伴う検査ですが、手や足のしびれ、糖尿病等による神経障害の有無・程度の診断に不可欠な検査です。

誘発電位(ABR、VEP、SEP、P-300)

各種の刺激に対する反応を首、頭等に置いた電極から観察します。ヘッドホンからの音刺激では聴神経等(ABR)、モニター画面の光刺激では視神経等(VEP)、手の電気刺激では脊髄等(SEP)の異常が検査できます。また、認知・判断機能の検査としてP-300と呼ばれる脳の波形を観察します。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 臨床生理機能検査部

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)