ごあいさつ

ごあいさつ

~子どもが主体的になれる、子どもに優しい小児医療を目指して~

チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)は、子どもと家族が抱える不安を最小限にし、子どもたちが本来持っている“乗り越えられる力”をうまく引き出すことで、安心して主体的に医療に取り組めるように心理社会的支援を行う専門職です。子どもと家族を主体とした「家族中心医療(PatientandFamily-CenteredCare)」の提供を目指し、子どもと家族と医療者がより良い治療関係を築けるようにサポートします。

子どもたちは「痛いことはないかな」、「どんなことをするのかな」、「一人でお泊まりは嫌だな」といった不安を抱きながら入院します。子ども一人一人に合わせた治療や検査の説明を行うことで、必要以上の不安を取り除き、その子なりの理解を促すことで、子ども自身が主体的に医療に取り組むことを支援します。治療体験を通じて得た「出来た!」、「頑張れた!」という思いは、子どもの自尊心や自立心を育み、その後の人生のどんな困難な状況も乗り越えていける力に変えることもできるでしょう。

子どもたちにとって、医療体験が苦痛な体験となるのではなく、「入院生活も楽しかった!」、「新しいお友達と出会えて良かった!」「入院して病気を治すために頑張って良かった!」と思えるように。入院中も入院後もその子がその子らしく過ごせるように。日々子どもたちとご家族への支援を行ってまいります。
  • 現在は、主に小児病棟でCLS2名の活動になりますので、CLSの支援の対象と範囲には限りがありますがご了承下さい。
  • 医師や看護師からの相談や、CLSの判断に基づき、CLSの支援を行っていますが、手術や検査・処置など、お子さまへの説明に戸惑う場合や、お子さまの不安が強い場合は、医師や看護師に相談して頂くか、直接CLSまでご相談下さい。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)