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皮膚科入局を希望される先生方へ

令和6年度(2024年度)入局希望の先生方へ。
随時見学や相談など受け付けています。お気軽にお問いあわせください。
石河 晃:akira.ishiko_med.toho-u.ac.jp
栗田昂幸:takayuki.kurita_med.toho-u.ac.jp
(アドレス中の_を@に直して送信してください。)

当科のご紹介

皮膚科学は,皮膚に病変がある疾患全てをあつかう「眼でみる」総合臨床医学です.したがって皮膚科医には皮膚疾患の知識はもちろんのこと,内科的知識,外科的技術,病理診断能力が要求されます.すなわち皮膚科医は内科医でもあり,外科医でもあり,皮膚病理の専門家でもあるわけです.

皮膚科が取り扱う疾患は,純粋に皮膚に限局している病気のみならず,全身疾患の部分症状として皮膚病変が出現している場合も少なくありません.また皮膚癌などに対しては植皮術,皮弁などを用いた外科的手術が必要なことは言うまでもありません.視診だけでは診断が困難な場合は一般臨床検査に加えて皮膚生検を行い,光顕,電顕,免疫組織学的所見により診断確定することも頻繁に行われます.すなわち皮膚科はマクロとミクロが巧く噛み合った,非常に合理的な「Medical Science」なのです.

ときに、皮膚科は難しい、という言葉を耳にすることがありますが、誰もが常に目にしている皮膚であるだけに、目の前の皮疹を診断することの難しさを実感することが多いかもしれません。しかし、そこにスペシャリティーがあるのです。正確に診断がつけば、正しい治療ができ、病変が治ってゆくところを患者さんと一緒に見てゆくことができます。トレーニングを積めば人には見えないものが見えるようになります。

ときに、皮膚科は命に関係がない、という言葉も耳にします。確かに内科や外科ほど死に立ち会うことは多くありません。しかし、薬疹にしてもTENという致死率50%の急性疾患があります。高齢化に伴い悪性黒色腫などの皮膚悪性腫瘍は増加の一途です。皮膚疾患で命を落とすことがないよう、早期診断、早期治療することに我々の使命があるのです。

皮膚は体表面に存在するため、患者さんの精神的ストレスは健康な皮膚の持ち主にははかりかねるものがあります。たとえば尋常性乾癬の患者さんのQOLの低下は心疾患や癌に匹敵するという報告もあります。患者さんのよりよい生活を目指して皮膚科医の役割は大きいのです。

皮膚科学教室は自由な雰囲気の,若さあふれる臨床教室です。興味のある方は遠慮なく、見学に来てみてください。

連絡先:石河 晃 akira.ishiko(a)med.toho-u.ac.jp (a)を@に変えて送信してください

入局説明会について

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 皮膚科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)