命を救うという医療の原点~その熱き想い~
東邦大学医療センター大森病院救急救命センター 関連リンク
第31回日本神経救急学会学術集会

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 救命救急センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

災害について(救急・災害統括部)

東邦大学医療センター大森病院は平成9 年に災害拠点病院の指定を受け、平成18 年より東京DMAT 指定病院となり救命救急センター、DAMT ティームを中心に災害医療を実践し、日本DMAT ティームにも参入している。東日本大震災以後、大森病院の使命である大規模災害に対する救急医療体制の再構築が求められ、同時にさらに高い視点から日常救急医療のあり方を捉え直す必要性が指摘されている。

目的と役割

部門の役割は名称通り、救急と災害の全般包括的仕事を統括する部である。大森病院として扱う救急や災害のことを纏めながら、最近の活動概要や地域医療行政などを纏めた。

救急医療

本院における救急の重要性は、非常に大きい。大学発足以来、地域救急医療の必要性もあり、地元の大学病院としてその歩程を採ってきた。現状の救急車受入数は約6,000台、時間外、休日受診患者を救急患者とすると約3万人、うち入院数は約5千人である。
救急外来では救急患者トリアージを小児患者に引き続き成人救急でも行っている。一次患者の占める割合が多いのは小児科救急が突出している。地元三医師会のご協力で“ 大田区平日准夜間小児初期救急診療事業(大田子ども)” 発足以来緊密な地域との連携が保たれ、医師会並びに当番医先生には大きなお力を頂いている。
二次救急は、救急隊からの電話連絡を受けて来院する。大学病院、特定機能病院のあり方として重症対応をさらに求められると考えられ、地域病院と連動した救急対応体制が必要である。

災害関係

30 年以内にM7 以上の東京都直下型地震は発生する。いつでも私たちが東京都直下型被災地病院として活動出来るように活動している。直下型震災に対し各種訓練で入院患者対応を、災害対策本部を立ち上げ、震災時の個人のなすべき仕事を宛がいながら訓練してきた。2015年の秋から総合防災訓練として3号館を使用して、大がかりな訓練を実施し、2016年は、大田区の緊急救護所の開設も同時に訓練し、電子タッグを用いた災害傷病者対応を訓練した。災害時のWi-Fi使用には問題を残すが、情報処理が格段と迅速化し、多極化した災害対応が可能になり、非常に有効な手段と考えられ今後も進めていきたい。
東京都は災害医療協議会を発足させ、都内での大規模災害発生時において円滑に医療機能の確保を行うため災害医療体制の充実を計画し、具体的に「災害医療コーディネーター」を都庁と二次保健医療圏に配置した。大田、品川区の区南部医療圏の災害拠点中核病院として大森病院が医療対策拠点に指名され、地域災害コーディネーターを務めている。大田区、品川区で企画されていた防災計画に災害医療計画を再構築し、東京都との連携も更に強化していきたい。地域災害医療連携会議を開催し、毎年防災計画の現状と今後の課題を共有している。大田、品川両区での緊急救護所を中心にした急性期対応も医師会の強力な協力を得て、ますます具体化している。