命を救うという医療の原点~その熱き想い~
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第31回日本神経救急学会学術集会

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 救命救急センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

日本DMAT隊の活動

平成23年3月12日(土)

午前4時

東京消防庁より東京DMATの出動要請あり。

午前6時

東京DMAT隊が市野倉消防署DMAT連携隊とともに病院出発。

午前8時30分頃

日本DMATとしての出場の可能性を検討。順次、各部署(院長、看護師長、出動中の吉原救命センター長)へ連絡し出動許可をえた。資機材を共有している東京DMATの先発隊もあったため、資機材を再度準備。広域災害救急医療システム(EMIS)で、現地で酸素ボンベが不足しているとの情報があったため、500lボンベ4本を追加積載した。

午後1時30分

東邦大学大森病院出発。移動手段としては隊員の自家用車を使用した。当時、一部の首都高速道路と東北道は通行止めとなっていたが、厚生労働省と警察との協議により日本DMAT隊は緊急車両として扱われており、通行可能であった。当初、福島空港を参集場所として決定したが、EMISより仙台地方のDMAT隊が足りないとの情報があり、独立行政法人 国立病院機構 仙台医療センターを参集場所とした。高速道路走行については、道路のヒビ割れ、陥没等みられたが、道路公団により目印の設置や簡易補修が行われていた。

午後7時45分

仙台医療センター到着。日没により同日の患者搬送、病院支援、現地救護所等DMAT活動は終了しており初日は待機。

午後11時30分

リーダーミーティング出席。翌日の仕事内容、派遣先が決定される。
自家用車内で宿泊。

平成23年3月13日(日)

午前は待機及び準備。

午前12時

現場救護所での勤務の為、宮城野消防署高砂分署着。その後、被災現場(宮城野区蒲生地区)へ移動し、消防隊、地元消防団、救急隊、DMAT他3隊(新潟県中央病院、村上総合病院、佐渡総合病院)と、で生存者探索と救助医療をおこなった。佐渡総合病院DMAT隊と東邦DMATでチームを再編し、医師2名とで2チームで分かれ活動した。現場トリアージで計9枚の黒タグを付けたが、そのほかに4人が発見されているものの現場に到達できず、トリアージは行えなかった。

午後4時頃

緊急津波警報発令により、宮城野消防署高砂分署着まで緊急退避。同日の以降の出動はなかった。

午後8時

リーダーミーティング出席。
同日帰還する愛知県DMATチームが泊まっていたビジネスホテルに入れ替わる形で宿泊。

平成23年3月14日

午前4時~8時

医師2名
仙台医療センター ERでの病院支援活動。富山県立中央病院DMAT隊と活動。トリアージ後の赤タグ患者の診療。震災による外傷症例はすでに時間がたっていること、今回の災害の特徴から殆どなく、肺炎などの通常業務と同じような症例が対象となった。
看護師
富山県立中央病院DMAT看護師と共にER入口にてトリアージを行なう。
救急隊が搬送してくる患者、歩いて来院する患者をトリアージし、トリアージタグを記載する。その後、緑の患者は一般診療まで待って頂き、黄は黄のブースへ、赤は、赤のブースへ搬送。
午前4~6時は停電の影響もあり、来院してくる患者はほとんどいなかった。

午前7時過ぎ

外が明るくなると共に患者の来院が増えてきており、赤1名。黄3名。緑は数名。
来院した患者は、赤は自宅で寝たきりの高齢者で重症肺炎疑い。
黄色は、1.めまい・嘔吐の60歳代の男性。歩行できず。2.倦怠感、意識障害。寒いため、暖を取ろうとビニールハウス内でレンタンを燃やしていた、一酸化炭素中毒の疑いの60歳代の女性。3.あまり泣かないという理由で母親が抱きかかえて来院した、生後3日の新生児。
緑の患者に関しては、14日は平日で11時から一般外来診療が始まるとの事で一般外来へ案内した。

午前9時~午後6時

医師2名
仙台市立病院 救命救急センターでの外来診療。千葉大学病院DMAT隊、広島県立病院DMAT隊と活動。仙台市内の通常の2次、3次救急搬送や、被災地の域内搬送された患者を受け入れており、それらの初療を担当。被災者の方が自宅を修理中の転落など被災関連外傷が3~4割みられた。
看護師
千葉大学病院DMAT隊、広島県立DMAT隊の看護師、事務と一緒にER入口にてトリアージを担当し一緒に活動した。仙台市立病院は一般外来も行なっていたため、トリアージを行ない緑の患者に関しては、一般外来へ誘導した。緑に関しては、嘔吐・下痢等、胃腸炎の症状の患者や風邪症状の患者がいた。黄に関しては、自転車とバイクの交通事故や修理中の転落、脱水症状の患者、倦怠感を訴える患者等。黄に関しては、初療で診療の補助も行なった。
それ以外に関しては、来院してくる方の中には、行方不明の家族を捜しにきている家族が何組か見られ、受付への案内や家族対応を行なった。

午後6時30分

仙台医療センターDMAT本部に全ミッション終了を報告。本部で酸素ボンベ不足の情報有り、携帯した酸素ボンベ4本を提供。

平成23年3月15日

午前2時45分

東邦大学医療センター大森病院 帰院。