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東邦大学医療センター大森病院 耳鼻咽喉科 関連リンク

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 耳鼻咽喉科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

診療の特色

1.内視鏡を積極的に使用した、身体にやさしい低侵襲な治療を目指しています

東邦大学医療センター大森病院 耳鼻咽喉科では、耳、鼻、のど、声帯、頭頸部といった幅広い領域にわたる疾患の診断・治療を行っています。

参照:対象疾患

当科の診療の大きな特色のひとつとして挙げられるのが、診察や手術の際に内視鏡を積極的に使用していることです。

まず、診察では耳や鼻の中、のどの奥などを内視鏡で観察しながら同時に電子スコープで撮影し、患者さんやご家族に画像をお見せしながら病状について説明しています。自分では細部まで観察することが難しい場所も、画像を用いて視覚的にわかりやすく説明することで、ご自身の病気に対する理解がより深まる場合は多いようです。

また、治療においては中耳炎や副鼻腔炎などに対する内視鏡手術を数多く手がけています。内視鏡手術はごく小さな切開だけで行うことができるため、術後の傷跡もほとんど目立たず、また回復も早いなど、さまざまなメリットがあります。このように、患者さんの身体にとってできるだけ負担の少ない治療に常に努めています。
内視鏡とナビゲーションを併用する鼻内手術
内視鏡とナビゲーションを併用する鼻内手術の一例。当科では慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術を数多く手がけており、2013年度の手術件数は213例に達しています。

2.「声が震える」などの声の病気に対する「音声改善手術」で都内有数の施設です

当科が行っている幅広い診療の中でも、とくに特徴があるといえるのが「けいれん性発声障害」に対する「音声改善手術」です。

けいれん性発声障害とは声帯を動かす筋肉がけいれんを起こす病気で、声が思うように出ない、声が震える、声が詰まる、といった症状が現れます。原因についてはまだ解明されていませんが、緊張によってのどに余計な力が入り、声帯が強く閉まりすぎてしまう場合なども多くあるようです。

当科ではこのような「強く閉まりすぎた声帯」を広げるために、オリジナルのチタンプレートを用いた甲状軟骨形成術を行い、実績を上げています。

けいれん性発声障害は国内でも症例数の少ない稀な病気であり、専門的な治療を行っている施設もまだ限られています。発声のしにくさや声の震えなどでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

さらに、声帯を動かす筋肉を動かす神経が何らかの原因によって麻痺することで声がかすれるなどの症状が起こる「反回神経麻痺」の治療なども行っています。

参照:喉頭疾患 (音声・嚥下障害)

3.高齢者から新生児まで「難聴」の診断・治療にも力を入れています

高齢化社会に伴い、難聴や耳鳴などでお困りの患者さんは年々増加しています。聞こえが悪くなる原因はさまざまですが、難聴を進行させる代表的な疾患として慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳硬化症などが挙げられます。慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対しては低侵襲の内視鏡手術による治療を中心に行っています。

耳硬化症は、鼓室内にある耳小骨のひとつ「アブミ骨」が内耳の底に固着することで音がうまく伝わらない「伝音難聴」をきたす病気です。当科ではアブミ骨を手術で摘出した後、テフロンワイヤーピストンを挿入して新しいアブミ骨を再建することで、聴力の改善に努めています。

なお、当科では中耳炎の診療をより専門的に行う中耳炎外来のほか、難聴外来、補聴器を検討している方のための補聴器外来も開設しています。

中耳疾患

内耳疾患

また、主に産科や新生児科などで行われている赤ちゃんに対する聴覚スクリーニングで再検査が必要となった場合には、当科で「ABR(自動調整脳幹反応」と「OAE(耳音響反射法)による精密検査を行います。さらに2014年からは「ASSR(聴性定常反応検査)」も新たに導入し、より精度の高い検査が実施できるようになりました。

4.院内の万全な連携体制のもと、迅速かつ的確な診療に努めています

当科ではさらに「神経耳科(めまい)外来」「腫瘍外来」を設け、それぞれの専門分野に特化した診療を行っています。

平衡機能障害(めまい)

頭頸部腫瘍

もちろん院内の関連各科とも、必要に応じて緊密に連携しています。例えばのどのがんの検査から食道がんが疑われるような場合には消化器内科と、頸部のリンパの腫れから悪性リンパ腫が疑われるような場合には血液・腫瘍科と、それぞれ速やかに協力して精度の高い診断を行い、早期発見・早期治療に努めています。

また、外科領域においては心臓血管外科や呼吸器外科、眼科などと連携して手術を行うこともあります。その代表的な手術として、心臓手術などで気管切開した患者さんの合併症を防ぐための気管切開孔を閉じる手術や、眼窩底骨折した患者さんに対する鼻からの内視鏡手術などが挙げられます。

さらに口腔外科と共同で、摂食嚥下障害の評価などにも携わっています。

ひとりの患者さんが抱える複数の症状や病気に対して各診療科がスムーズに連携し、的確な診療を行うことができるのは、当院の大きな強みのひとつといえます。