大腸・肛門外科

大腸癌の抗がん剤治療を受けられる患者さまへ

手術で切除できない転移を伴った進行大腸癌に対する抗がん剤治療は近年目覚しく進歩し、生存期間の延長や病巣を小さくすることにより切除可能になる事も稀ではなくなりました。主な治療法としては、2005年より本邦で導入されたmFOLFOX6療法(エルプラット等)とFOLFIRI療法(カンプト等)で、更に2007年よりアバスチン、アービタックス、ベクティビックスといったいわゆる分子標的薬が加わり、治療効果が飛躍的に改善されました。また最近では血液やがんのDNA解析をすることで、効果や副作用の強さを投与前に予測できる抗がん剤もあり、安全で効率の良い治療が可能になってきました。当科ではこれらの最新の知見を基に多くの患者様に抗がん剤治療を提供しています。2011年4月に新設された当院の化学療法センターは、都内有数の規模を有し、入院ベッドと同じ環境で点滴を受けることが可能となりました。治療に際しては、専門の医師、薬剤師、看護師が常駐のもと、多くのスタッフが副作用をはじめとした抗がん剤治療の相談にも関わり、安心して治療が受けられるように努めています。

大腸癌の手術後補助抗がん剤治療

大腸癌は、他の消化器癌と比較して手術で治る可能性が高い病気です。しかし、リンパ節転移を伴うstageIIIでは再発率が30%程度、リンパ節転移を伴わないstageIIでも20%程度に再発が認められるとされています。
術後の再発予防を目的とした術後の補助抗がん剤療法は、原則6か月間を目途に、飲み薬や点滴で行われます。最近では、これまで再発大腸癌で使用されてきたmFOLFOX6療法などの抗がん剤治療も保険で認められ、治療効果の高いものとなっています。

経口抗がん剤療法

再発リスクの高い一部のstageIIやstageIIIと診断された方を対象に再発の防止を目的として経口抗がん剤(UFT+LV、TS-1、Xelodaなど)による治療を行っています。
手術で摘出した病巣の組織診断により根治手術が行えた場合でも再発の予防を目的として行っています。主にリンパ節転移を認めるstageIIIが治療の対象となりますが、治療法は内服が主流であるため外来での通院で特に問題はありません。

点滴による外来抗がん剤療法(大腸がん化学療法外来)

近年の研究により転移や再発を伴った大腸がんに対する抗がん剤治療は著しく進歩してきました。特に2005年に日本で承認されたエルプラット(薬品名:オキザリプラチン)を組み込んだFOLFOX療法やカンプト(薬品名:CPT-11)を使ったFOLFIRI療法が開発されたことで予後の著明な延長が可能となりました。また、2007年からがんの増殖に関わる因子を標的とした新しい治療薬も登場し、さらに良好な結果が得られるようになりました。
当センターでは、2011年4月から都内有数の規模を有する外来化学療法センターを開催し、入院ベッドと同じ環境で点滴治療を行うことができるようになりました。専門の医師、薬剤師、看護師の多くのスタッフが、副作用をはじめとした抗がん剤治療に関わり、安心して治療が受けられるように努めています。
抗がん剤治療に関してご質問のある方は、ご気軽に消化器センター外科外来スタッツにお尋ねください。