肝胆膵外科

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 消化器センター外科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

対象疾患

対象疾患

肝臓

原発性肝がん(肝細胞がん、肝内胆管がん)、転移性肝がんなどの悪性肝腫瘍や、良性肝腫瘍(肝血管腫、肝腺腫など)、肝嚢胞症、肝内結石症などに対する外科治療を行っております。肝臓切除症例は年間50例を超え、うち通常の開腹手術による肝臓切除(年間約40例)のほか、患者さんのからだに負担の少ない術式として、腹腔鏡を用いた肝臓切除術を1993年から手がけ、これまで100例以上の患者さんに対して行ってまいりました。
当時、世界的にみても始められたばかりの術式でありましたが、安全で質の高い手術手技の開発と発展に寄与してまいりました。近年ではこの腹腔鏡下肝切除術を行う施設が徐々に増加する中、本邦における腹腔鏡下肝臓切除術の草分けとして、2008年には第1回日本肝臓内視鏡外科研究会を主催いたしました。これまでの業績は日本国内のみならず国際的にも評価され、現在では、最先端手術の見学を希望される外科医の方々が国内外から数多く当院へ訪れています。
また、切除療法だけでなく、肝腫瘍の治療にあたっては、患者さんの肝臓の機能や腫瘍の大きさ・位置などを考慮し、開腹術や腹腔鏡を用いた肝腫瘍凝固壊死療法(マイクロ波やラジオ波を使用します)や肝腫瘍凍結療法(クライオアブレーション)なども行っております。
一方、非手術的治療法として、肝腫瘍に対する肝動脈塞栓化学療法や、肝動脈内留置カテーテルによる持続肝動脈内注入化学療法なども積極的に手がけております。

膵臓

膵臓がん(膵頭部がん、膵体・尾部がん)、膵嚢胞性疾患、膵内分泌腫瘍(インスリノーマ、グルカゴノーマなど)、慢性膵炎、膵胆管合流異常症などの外科的治療を行っております。膵臓切除年間約20例(膵頭十二指腸切除術、膵体尾部切除術)におきましては、術後膵液瘻などの合併症をできるだけ少なくするような消化管再建法の工夫を行うとともに、良性腫瘍に対する膵体尾部切除術などでは、脾臓の温存なども考慮しつつ、からだへの負担の少ない腹腔鏡下手術も導入しております。
さらに、膵がんの術後再発や転移を克服するため、外科手術のみならずジェムザールやTS-1などを用いた術後補助化学療法を積極的に行い、放射線科との連携による放射線照射などの集学的治療を行っております。

脾臓

脾臓の腫瘍や脾腫(肝硬変症に伴うものや血液疾患によるものなど)、腎移植などでのABO不適合移植の際や拒絶反応の軽減、遺伝性球状赤血球症、血小板減少性紫斑病などに対して、当診療科ではその大部分を腹腔鏡下手術で行っております。

胆道

胆道悪性腫瘍(胆のうがん、肝外胆管がん、十二指腸乳頭部がん)、良性胆道腫瘍、胆道結石症(胆のう結石症、総胆管結石症)、胆管拡張症、膵胆管合流異常症などに対する外科的治療を行っております。胆のう結石症、急性・慢性胆のう炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術は1992年より開始し、現在では年間約130例、計1500例を超える診療実績を有しています。