食道・胃外科

ご挨拶

教授 島田 英昭
教授 島田 英昭
東邦大学医療センター大森病院では、食道癌切除手術500例程度、胃癌切除手術2000例程度の実績があります。2009年10月から上部消化管グループの責任者(教授)として島田英昭が赴任して5年目となりますが、いわゆる切除可能ボーダーラインの症例についても集学的治療を駆使して積極的な治療を行っています。毎月の予定手術は、食道手術が2~3例、胃癌手術が8~10例、という状況であり、年間の新規治療症例数は、食道癌80例前後、胃癌220例前後で推移しています。基本的な治療戦略は、診療ガイドラインあるいは最新のJCOG臨床試験の結果を尊重して行っています。食道癌根治手術では、右開胸開腹食道亜全摘3領域郭清術を原則としていますが、個々の患者さんのご病状やご希望を最大限に配慮して縮小手術も選択肢としています。胃癌手術では、患者さんのご希望やご病状にあわせて、積極的に腹腔鏡下手術を行っています。

食道癌・胃癌の患者さんは、疫学的にも高齢化が急速に進んでおり、特に東邦大学で診療を受ける患者さんの特徴として、ご高齢でお一人暮らしの患者さんの比率が高いこと、心臓疾患や呼吸器疾患、腎機能障害・糖尿病が併存する患者さんが多いことがあります。これは、東邦大学の歴史的・社会的使命として地域密着型の3次救急指定病院として重症の良性疾患を多数診療している、という背景があるものと思われます。非常に多彩な病態を呈しているため、個々の症例の治療方針については、消化器内科・消化器外科・放射線科医・病理医が集う「上部消化管キャンサーボード」を毎週土曜日に開催して、患者さんのご希望に沿った治療方針を慎重に決定しています。同窓生を中心とする良好なコミュニケーションにより、診療科間の共同診療あるいは多職種の連携が非常にスムーズであることが特徴と思います。慢性疾患の診療症例数の多い総合病院として、また3次救急病院としての特徴を活かして、Oncological Emergencyを含めたあらゆる病態に対応可能な体制で日常診療を行っています。
JCOG臨床試験あるいはガイドラインにて公表されている治療適応基準を満たす症例は、全体の半数程度に過ぎず、適応除外基準である併存疾患を有している患者が多数であるという状況です。そのため、全国単位の臨床試験と平行して、東邦大学3病院ならびに東京城南・南東京地区での地域完結型の多施設研究を進めています。「全ての医学研究は臨床のために」を肝に銘じて、臨床試験のデータに基づいて直ちに臨床応用できる研究課題を設定しています。詳細は、「現在の取り組み」の項参照してください。
診療・研究・学会などを通じまして、今後とも地域医療を担う基幹病院として地道な努力を続けてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成27年2月
東邦大学外科学講座 一般・消化器外科教授
東邦大学医療センター大森病院 消化器センター外科教授(食道・胃外科担当)
島田英昭

診療体制

常勤スタッフ(初診・再来・病棟担当)

  • 教授:島田 英昭(火曜日外来・病棟担当)
  • 助教:谷島 聡 (金曜日外来・病棟担当)
  • 助教:大嶋 陽幸(火曜日外来・病棟担当)
  • 助教:名波 竜規(木曜日外来・病棟担当)
  • 助教:鈴木 隆 (木曜日外来・病棟担当)

兼任スタッフ(主として外来担当)

  • 教授:渡邊 正志(火曜日外来・安全管理担当)
  • 准教授:鷲沢 尚宏(木曜日金曜日外来・栄養管理担当)

外来診療体制

  • 原則として、毎日、初診外来に対応させていただきますが、可能であれば、火曜日・木曜日にご紹介くださいますと大変助かります。
  • 恐れ入りますが、日曜日・祝日・第3土曜日は、外来休診でございます。
外来診療スケジュールへ

病棟・緊急診療体制

  • 夜間・休日を含めて24時間体制で、緊急手術や処置に対応します。
  • 毎日、3名の外科医による夜間当直体制となっておりますので、治療後の種々の合併症や併発症にも迅速に対応いたします。

セカンドオピニオンならびに先生方からのご相談について

食道・胃に関連する症例についてのご相談は、お電話・FAX・メールにて随時承ります。治療困難症例も積極的にご紹介ください。
〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1   
東邦大学大森病院 一般・消化器外科学講座 消化器外科教授
TEL:03-3762-4151(代表) FAX:03-3298-4348(医局)
医局内線6530, 教授室内線6534
島田 英昭

E-mail:hideaki.shimadaの後ろに@med.toho-u.ac.jpを付けてお送りください。