外来患者の約8割がパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症（ALS）、アルツハイマー型認知症、多発性硬化症などの神経変性疾患患者さんです。私どもは、これら神経変性疾患に苦しむ患者さんに対して常に最先端の治療を心がけております。実施治験数が多いのも特徴で、ALS、パーキンソン病、重症筋無力症、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎などで行っております。特にALSに関しては、世界においてもトップクラスの治験数です。
ご紹介患者で一番多いのが認知症精査です。年間約300名のご紹介を頂いております。2011年より抗認知症薬が4剤に増え、さらに2023年12月よりヒト化抗ヒト可溶性アミロイドβ凝集体モノクローナル抗体のレカネマブが保険収載され患者さんにとっての選択肢が増えました。

外来とは対照的に、入院患者は急患も含め約8割が脳血管障害です。急性期における血栓溶解療法、血栓回収療法の治療件数も徐々に増えております。