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野菜薬膳② ~現代人は脂肪を取り過ぎている~

(橋口亮、橋口玲子著:今日からはじめる野菜薬膳 からだに役立つきほん帖,株式会社マイナビ,2012 より一部抜粋したものです。)
現代人の食生活の問題点のひとつとしてあげられるのは、脂肪の過剰摂取。脂肪の多い肉類や乳製品を中心とした食生活を続ければ、動物性脂肪の取り過ぎになります。すると、肥満や高脂血症、動脈硬化などの生活習慣病や、体の不調が生じてくるのです。
人間が活動するうえで不可欠な必須アミノ酸を摂取するためには、肉や魚、卵などの動物性タンパク質をとる必要はありますが、一日に必要なタンパク質の量は、みなさんが思っているよりもずっと少ないもの。大人であれば卵一つで十分という意見もあるほどです。
そこでおすすめしたいのは、動物性食品の摂取は必要最低限とし、野菜を食生活の中心とする「野菜薬膳生活」です。日々の食生活に野菜をたっぷり入れて生活習慣病や加齢に起因する体の不調を予防、改善。さらに精神的にリラックスしたり、リフレッシュをはかることを目的としています。

野菜のパワーを利用しよう

野菜をはじめとする、植物がもつ薬効成分のポリフェノール、やアルカロイドを総称して、フィトケミカルといいます。近年、ポリフェノールの抗酸化作用や抗がん作用が注目され始めていますが、人間はもともと、はるか昔から野菜やハーブなどの植物の力を利用してきました。食料はもちろんのこと、健康維持や病気の治療にも、さまざまな植物が利用されてきたのです。
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