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男性更年期と糖尿病(境界型)の治験のご案内

メタボリックシンドロームと“男性更年期”の密接な関係

メタボリックシンドローム、late onset hypogonadism(LOH:加齢性性腺機能低下症)は共に、お互いに関係があると言われてきています。具体的には、血糖値の増悪と男性ホルモンであるテストステロンの低下の相互関係が言われています。

漢方薬の柴胡加竜骨牡蠣湯は低下したテストステロンを改善するという報告があります。本治験では、柴胡加竜骨牡蠣湯が、低下したテストステロンの改善と同時に血糖値も改善するかを研究するものです。

方法

東邦大学医療センター大森病院東洋医学科(田中耕一郎医師)、糖尿病代謝内分泌センター(上芝元医師)外来にて行います。
  • 柴胡加竜骨牡蠣湯 6カ月間内服
  • 血液検査・身長・体重・腹囲 計3回(最初、3・6カ月)
  • 検査項目 空腹時血糖(FPG)、空腹時血中インスリン値(F-IRI)、HbA1c、インスリン抵抗性指数(HOMA-R)、総コレステロール、中性脂肪、HDL-C、LDL-C、遊離テストステロン、LH、FSH
通常の保険診療にて行います。

対象となる方

メタボリックシンドロームの診断基準(ウエスト周囲径85㎝以上)
  1. 血清脂質異常(トリグリセリド値150mg/dL以上、またはHDLコレステロール値40mg/dL未満)
  2. 血圧高値(最高血圧130mmHg以上、または最低血圧85mmHg以上)
  3. 高血糖(空腹時血糖値110mg/dL)の3項目のうち2つ以上)に該当する年齢30-65歳男性。
テストステロンが基準値以下で、内服なしの食事療法のみ、開始6か月間も除外基準の内服の可能性がないと考えられる方。

上記を満たしても、対象とならない場合

インスリン治療、または内因性インスリン分泌に影響を与える薬剤やインスリン抵抗性を改善する薬剤(SU剤、速効型インスリン分泌刺激薬(グリニド系)、ビグアナイド系、DPP4阻害薬)、他の漢方薬を内服中の患者。お断りするのはいつでも、途中でも可能です。

お問い合わせ

通常通りの外来受診にて来ていただいて大丈夫です。診察の際にホームページをご覧頂いた旨を担当医にお伝えください。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 東洋医学科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)