社会精神医学研究班
東邦大学医学部精神神経医学講座は、初代教授の新井尚賢先生以来、社会精神医学研究における長い歴史と伝統を引き継いでおります。平成18年4月5代目の主任教授として水野雅文が着任しましたが、今後も当講座が社会精神医学研究を大きな軸としていくことには変わりありません。その理由は次のとおりです。
精神科医療は、他の医学分野に比べてより統合的で包括的な視点とそれに基づくアプローチを求められます。一般に、精神科外来診療では、診察室で患者さまの話を傾聴し、適切な薬物を処方しますが、それだけでは患者さまの悩みや苦痛を解決することはできません。精神障害では、幻覚や妄想などのなどの精神症状だけでなく、対人コミュニケーションの困難、日常社会生活が円滑に営めないなど、抱える問題は多種多様です。これらの諸問題に対して、bio-psycho-socialな視点に立った、さらにethicalな配慮も含めた、統合的な治療が必須であり、その発展が求められています。
そこで社会精神医学研究班では、これらの治療の基礎となる研究に取り組むとともに、エビデンスに基づいた包括的治療も展開しています。これまでの研究成果を発展させるだけでなく、様々な人的ネットワークも引継ぎ発展させていこうと考えています。
精神科医療は、他の医学分野に比べてより統合的で包括的な視点とそれに基づくアプローチを求められます。一般に、精神科外来診療では、診察室で患者さまの話を傾聴し、適切な薬物を処方しますが、それだけでは患者さまの悩みや苦痛を解決することはできません。精神障害では、幻覚や妄想などのなどの精神症状だけでなく、対人コミュニケーションの困難、日常社会生活が円滑に営めないなど、抱える問題は多種多様です。これらの諸問題に対して、bio-psycho-socialな視点に立った、さらにethicalな配慮も含めた、統合的な治療が必須であり、その発展が求められています。
そこで社会精神医学研究班では、これらの治療の基礎となる研究に取り組むとともに、エビデンスに基づいた包括的治療も展開しています。これまでの研究成果を発展させるだけでなく、様々な人的ネットワークも引継ぎ発展させていこうと考えています。
研究や様々な社会活動について
東邦大学医学部精神神経医学講座は社会精神医学研究で様々な成果を上げてきましたが、ここでは現在教室主任をつとめる水野雅文の研究活動をご紹介します。
現在以下のような研究を行っています。
現在以下のような研究を行っています。
- 精神障害の早期発見と早期治療ならびに予防
- 統合失調症における認知機能と社会的機能の関連について
- 精神障害の前駆症状についての研究
- 初回エピソード精神病のプロスペクティヴ・スタディ
- 女性のメンタルヘルス