放射線業務は画像診断、放射線治療、核医学の３つに大きく分けられます。各分野とも、最新の機器を導入し、その機能を最大限に活かした高レベルの診断および治療を行い、患者さんへの負担を最小限に抑える医療を提供しております。

画像診断部門では、３テスラのMRI装置や高精細CT等による高度な画像診断を専門医により行っております。MRIおよびCT検査は合わせて年間57,000件程です。核医学部門においても、FDG-PETを含む様々な検査を広く行っております。診断結果は迅速に依頼元に報告し、各診療科の医師と連携をとり、専門的な立場から患者様のお役にたてるように努めております。

放射線治療部門では、根治から手術の補助療法、症状緩和まで幅広い適応を有する癌治療には欠かせない放射線治療を行っております。また、最近の放射線治療は以前に比べて格段に進歩しており、周囲の正常組織への線量を低減しつつ、腫瘍部に十分な量の照射を行うことが可能になっており、有害事象の軽減及び治療成績の向上につながっております。
当院においては、最近では年間５００人近い患者さんの治療を施行しており、全ての悪性腫瘍を対象としております。治療中の患者さんに対しては、専門の看護師によるきめ細やかな身体的、精神的なケアも行っております。