診療実績
検査件数
検査名 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 |
---|---|---|---|---|---|
単純撮影 | 182,060 | 149,880 | 177,247 | 175,484 | 169,551 |
乳房撮影 | 2,074 | 1,883 | 1,470 | 1,309 | 1,270 |
血管撮影 | 1,229 | 1,171 | 1,000 | 1,071 | 1,020 |
CT件数 | 45,252 | 46,077 | 46,579 | 47,387 | 44,322 |
MRI件数 | 13,733 | 13,315 | 13,281 | 12,737 | 12,080 |
核医学 検査件数 |
5,183 | 5,082 | 5,173 | 5,301 | 5,107 |
画像診断部門
当部門では4台のX線CT装置を用いて年間約4万5千件の検査を行っており、約半数が造影剤を用いたものとなっています。大学附属病院であることから、悪性疾患の精査、経過観察目的での施行が多くなっていますが、救急画像、間質性肺炎や心臓、末梢血管の診断、評価にも力を入れています。
特殊な検査として、CT コロノグラフィーを総合診療科、先端健康解析センターと連携して行っています。大腸ポリープや早期を含めた大腸癌のCT診断は当科医師が日本、世界で初めて報告したこともあり手技や診断は他施設と比較しても優れたものとなっています。
また、デュアルエナジー撮影を用いて、物質の弁別を行うことができるCTを有しており、通常のCT装置では診断できない痛風や尿酸結石の診断、ヨード画像を用いた悪性疾患評価や希ガスを用いた呼吸器の評価を行っています。
MRI装置は1.5テスラの装置3台を用いて年間約1万4千件の検査を行っています。X線CTと同じく、悪性疾患の診断が診療の中心となっていますが、心臓MRIや末梢神経、運動器の検査も積極的に行っています。
当施設では3テスラ装置が導入されておらず、脳機能画像や神経経路撮影を行うことができません。また運動器や、聴器、頭頚部領域、骨盤内臓器についても微小な病変の評価を行うことができず、近隣施設に検査を依頼していることが課題となっています。
IVR部門では主に呼吸器科、泌尿器科、産婦人科と連携して喀血や尿路出血、産後出血などの血管内治療を行っています。また、全領域のイメージ下生検やドレナージなどもIVR専門医の指導の下で行っています。
特殊な検査として、CT コロノグラフィーを総合診療科、先端健康解析センターと連携して行っています。大腸ポリープや早期を含めた大腸癌のCT診断は当科医師が日本、世界で初めて報告したこともあり手技や診断は他施設と比較しても優れたものとなっています。
また、デュアルエナジー撮影を用いて、物質の弁別を行うことができるCTを有しており、通常のCT装置では診断できない痛風や尿酸結石の診断、ヨード画像を用いた悪性疾患評価や希ガスを用いた呼吸器の評価を行っています。
MRI装置は1.5テスラの装置3台を用いて年間約1万4千件の検査を行っています。X線CTと同じく、悪性疾患の診断が診療の中心となっていますが、心臓MRIや末梢神経、運動器の検査も積極的に行っています。
当施設では3テスラ装置が導入されておらず、脳機能画像や神経経路撮影を行うことができません。また運動器や、聴器、頭頚部領域、骨盤内臓器についても微小な病変の評価を行うことができず、近隣施設に検査を依頼していることが課題となっています。
IVR部門では主に呼吸器科、泌尿器科、産婦人科と連携して喀血や尿路出血、産後出血などの血管内治療を行っています。また、全領域のイメージ下生検やドレナージなどもIVR専門医の指導の下で行っています。
核医学検査部門
PET・RI検査件数
検査名 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
---|---|---|---|---|---|
RI | 3,743 | 3,383 | 3,911 | 3,411 | 3,156 |
PET | 1,440 | 1,699 | 1,262 | 1,890 | 1,951 |
計(件) | 5,183 | 5,082 | 5,173 | 5,301 | 5,107 |
核医学検査ではこれまでSPECTを中心としたRI検査を行ってきましたが、2015年2月に一部SPECT検査からPET-CT検査が導入されました(表)。これまでと同様に心臓、脳などの重要臓器の機能評価を中心とした検査を実施すると同時に、がんなどの腫瘍性病変を対象としたFDG-PET検査を拡充し、検査待ちもほぼ7日以内となるように検査を実施して地域がん診療拠点病院としての一翼を担っています。
したがって、2015年以降には診断、病態把握のための核医学検査に加えて腫瘍核医学に対しても検査対象の拡大によって、さらに核医学部門の利用が高まっている実情です。
したがって、2015年以降には診断、病態把握のための核医学検査に加えて腫瘍核医学に対しても検査対象の拡大によって、さらに核医学部門の利用が高まっている実情です。
治療件数
治療件数 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|
新規治療患者数 | 412 | 414 | 407 | 418 | 443 |
治療症例数 | 515 | 461 | 481 | 514 | 573 |
頭部定位手術的照射 | 20 | 12 | 26 | 25 | 28 |
体幹部定位放射線治療 | 15 | 9 | 22 | 20 | 15 |
強度変調放射線治療 | 31 | 44 | 43 | 60 | 70 |
一日平均照射件数 | 30~50 | 30~45 | 30~45 | 30~45 | 35~50 |
放射線治療部門
放射線治療部門では、2台のリニアックを用いて、1日に30-50人程度の患者さんを治療しています。院内の各診療科のみならず、他院からの直接の治療依頼も受けており、新規治療患者さんの数は年間400人を超え、複数回の治療を受けている患者さんを含めた延べ患者数は、年間500人を超えています。転移性の脳腫瘍を主な対象とした頭部定位手術的照射は、腫瘍の部分のみに高線量を集中的に照射する治療法であり、年間20人程度施行しておりますが、照射は1回のみのため、治療は1日で終了します。
転移のない早期の原発性肺がんを主な対象とした体幹部定位照射は、こちらの病巣部のみへの集中的な照射で、治療期間中の副作用はほとんどなく、原則4回/4日のみと短期間で照射が終了します。院外からの紹介も含め、年間15人程度の患者さんに施行しております。強度変調放射線治療は、場所によって放射線の強度を変えたX線のビームを多方向から照射することにより、病巣部へは高線量を照射しつつ、近傍に存在する正常臓器への線量を減らすことができる治療法です。転移のない前立腺癌を中心に、頭頸部癌や脳腫瘍、頚部食道癌に対しても適応範囲を広げており、治療数は年間30人を超え、増加傾向です。
転移のない早期の原発性肺がんを主な対象とした体幹部定位照射は、こちらの病巣部のみへの集中的な照射で、治療期間中の副作用はほとんどなく、原則4回/4日のみと短期間で照射が終了します。院外からの紹介も含め、年間15人程度の患者さんに施行しております。強度変調放射線治療は、場所によって放射線の強度を変えたX線のビームを多方向から照射することにより、病巣部へは高線量を照射しつつ、近傍に存在する正常臓器への線量を減らすことができる治療法です。転移のない前立腺癌を中心に、頭頸部癌や脳腫瘍、頚部食道癌に対しても適応範囲を広げており、治療数は年間30人を超え、増加傾向です。