泌尿器科生殖専門医からのメッセージ
採精はクリニック内で行ってほしい
理由
よい精子を診断や治療に使用してほしい
正確な精液検査、人工授精・体外受精・顕微授精の成績向上のため
正確な精液検査、人工授精・体外受精・顕微授精の成績向上のため
精液検査では2021年のWHOの基準値を使用してほしい
理由
WHO2021年の基準値は根拠が高い基準値です。いまだに古い基準値をあえて使っているクリニックがあります 精液量1.4ml以上、精子濃度1600万/ml以上、運動率42%以上、正常形態率4%以上です。
男性は最低1回、泌尿器科医を受診してください
理由
改善可能な男性疾患を見逃さないでほしい
精索静脈瘤やホルモン異常など
精索静脈瘤やホルモン異常など
男性不妊治療だけでなく、奥さまの年齢が35歳以上になったら婦人科治療も並行して行ってほしい
理由
妊娠において女性の年齢は重要です
自然妊娠率は25歳の女性に比べると、35歳で50%、38歳で25%、40歳以上で5%以下になってしまいます
自然妊娠率は25歳の女性に比べると、35歳で50%、38歳で25%、40歳以上で5%以下になってしまいます
奥さまの年齢が35歳以上でも、男性不妊治療も並行して行ってほしい
理由
精液所見や精子のDNA損傷など、精子の質が改善すると自然妊娠、人工授精、体外受精、顕微授精の成績が改善します
(永尾作成)