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【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 呼吸器内科

〒143-8541
東京都大田区
大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)
FAX:03-3766-3551
E-mail:resp-med@med.toho-u.ac.jp

診療実績

症例数・治療・成績

患者数

2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
外来患者数 25,725人 26,770人 27,324人 28,736人
入院患者数 1,284人 1,398人 1,354人 1,536人
平均在院日数 13.1日 11.7日 12.5日 12.2日

症病名

症病名 2012
年度
2013
年度
2014
年度
2015
年度
悪性腫瘍(肺癌など) 36% 40% 45% 45%
呼吸器びまん性肺疾患(間質性肺炎など) 13% 13% 19% 19%
感染症(肺炎、肺化膿症など) 13% 6% 6% 6%
睡眠時無呼吸症候群 6% 10% 8% 8%
気管支喘息 3% 3% 2% 2%
自然気胸 3% 4% 2% 3%
COPD 5% 4% 3% 2%
当科はびまん性肺疾患の患者が多いのが特徴です。なお、当院には結核病棟がないため隔離の必要性があれば他院に紹介しております。

気管支鏡検査数

気管支鏡検査数は週2回行っており、2013年544件です。気管支鏡専門医5名,指導医3名がおり、2011年より超音波気管支鏡(EBUS)も導入し、今後更なる体制強化を図っていきます。

びまん性肺疾患

間質性肺炎やびまん性汎細気管支炎などのびまん性肺疾患に関しては、厚生労働省のびまん性肺疾患調査研究班のコアメンバーとして活動しており、多くの臨床及び研究実績があげられており、2015年度も継続されています。診断に際しては気管支鏡検査や、呼吸器外科の協力を得て胸腔鏡下肺生検を行っており、最新の治療法としては間質性肺炎に対するステロイドや免疫抑制剤などの薬物療法に加えて、早期例に対するN-アセチルシスティン吸入療法や、進行例に対するピルフェニドン投与も多くの導入実績があります。また特発性肺線維症に対するSODやBIBF 1120などの新規薬剤の臨床試験に参加しております。

肺癌

画像検査の他、確定診断のために気管支鏡検査やCT下肺生検を行い、適切な治療方針を決めています。PET検査も連携施設で行っておりましたが、2015年2月より当院で検査可能になり積極的に行っています。検査の結果手術可能な場合は、呼吸器外科へ転科し、手術不能例には化学療法や放射線療法を行っています。当科は肺癌の化学療法についての多くの症例実績があり、またクリニカルパスを用いた短期入院や外来化学療法、腺癌においてはEGFRミューテーションの有無による分子標的薬の選択、新規抗ガン剤の導入など症例毎に最適なオーダーメード治療を行っています。

呼吸器感染症

市中肺炎患者、院内肺炎患者、その他、肺化膿症、膿胸、抗酸菌感染症など多岐にわたる感染症疾患に対する治療に従事しています。また、肺癌における化学療法投与、間質性肺疾患におけるステロイド・免疫抑制剤投与による易感染性状態から合併する日和見感染症が近年増加傾向にあり、これらに対する診断および治療の向上にも努めています。さらに、難治性感染症については、微生物・感染症学講座と連携を図り、微生物学的・薬物動態学的な意見もふまえ、より充実した治療の提供を行っています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

薬物療法や禁煙指導の他に、生活の質や呼吸困難の改善が期待できる呼吸リハビリテーションを、当院リハビリテーション科との連携のもとに積極的に導入しています。ワクチンなどの感染予防に努めると共に、急性増悪時にはNPPV(非侵襲的陽圧換気)療法の導入や、慢性期には薬物療法や(非喫煙者に対して)在宅酸素療法なども行っており、在宅酸素療法の通院症例数は我が国でもトップクラスです。

SAS(睡眠時無呼吸症候群)

診断には簡易診断装置でスクリーニングを行い、その上で終夜睡眠ポリグラフ検査や、重症患者に対する第一選択 である経鼻的CPAP療法を導入しており、現在は約700名程度のCPAP療法の通院症例がいます。簡易無呼吸検査装置を用い、いくつかの睡眠センターとも連携し、初診時には顎顔面形態のリスク、診断時にはメタボリックシンドロームの評価など、生活習慣病も含め症例毎に最適な治療法を選択しています。

気管支喘息

薬物療法に加え、入院症例にはピークフロー日誌の導入教育を行っています。多くの外来通院治療患者がいます。近年モストグラフや、一酸化窒素(NO)測定も導入し、より詳細な診療が可能となりました。。

悪性胸膜中皮腫

地理的に近郊が工場地帯であることより石綿暴露が古くから問題になっており、当科でも多くの症例に対し迅速な診断と化学療法を常時行っています。
このように、呼吸器科医が診療すべききわめて多岐にわたる疾患に対し、迅速で正確な診断に基づいた高度で良質な医療を提供できるような診療体制を確立しています。さらに症例毎の個別化の重要性を強調したいと思っています。これが適正に行われるためには、医療スタッフと患者さんおよびその周辺の人々との間に相互信頼の共通基盤を持つことが大前提となります。このことは必然的に医療は技術面のみでなく、全人間対全人間のかかわり合いの中で真価が問われることを意味します。特に高齢者や難病患者の治療においては患者さんの社会的背景や人生観をもふまえた、患者さんにとってのベストの治療でなければならないと考えています。

当センターでの外来診療として、年間約27000人の診察を行っており、毎年約800人の新規紹介を受けております。また肺癌、間質性肺炎、気管支喘息、抗酸菌感染に対しては専門外来も設立しており、より専門的な検査・最新の治療を施せるよう心がけております。
年間入院患者数も年々増加しており、約1500人にのぼります。疾患により異なりますが平均入院期間は約12日になります。
肺癌、間質性肺炎、呼吸器感染症(肺炎、膿胸、抗酸菌感染)、気胸、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など非常に多岐にわたる疾患の入院診療を行っております。肺癌が約40%と最も多く診療に携わっておりますが、次いで間質性肺炎が約20%を占めております。
間質性肺炎は進行性かつ有効な治療が確立されていない難病ですが、当センターでは全国から紹介された患者が集まり、積極的な診断・治療・リハビリへの介入を行っており、治療に関しては全国規模で行われる最新の治験への参加も可能となっております。
呼吸器疾患の診断に必要な気管支鏡検査は年間約500人施行しており、安全性を重視し、主に短期間の入院で行っております。最近ではより診断率の向上が可能となった超音波気管支内視鏡も合わせて行っており、検査数も増加しております。