救急医療にこそ求められる”全人的医療”を心がけています。

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【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 総合診療・急病センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

診療の特色

1.「はっきりとした病名がわからない」「複数の症状があってどの診療科を受診すればよいのかわからない」このような初診の患者さんすべての診療を行っています

「どこで診察を受けたらよいか迷ったら、まず当科へお越しください」。東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター内科は常にこのような姿勢で、さまざまな症状の患者さんの診療を行っています。大学病院の総合診療科の中で最も多い、年間約4万5000人以上(2013年調べ)の患者さんが当科の外来を受診されています。
とくに、下記のような患者さんを中心に診療を行っています。
  • かかりつけの病院などでは病気の診断がつきにくい方
    (症状が複雑で、診断が難しい方)
  • 複数の症状があり、かかるべき専門診療科を特定できない方
  • 複数の病気があり、ひとつの専門診療科だけでは治療が難しい方
  • 緊急治療が必要な方
    (風邪による高熱などの1次救急から、入院や手術を必要とする2次救急、生命に危険が及ぶような重症・重篤なケースの3次救急まで対応)
受診される際は、かかりつけの病院等から紹介状をお持ちいただいたほうが、
  • 診療や検査などがより効率よくスムーズに進みやすくなる
  • 金銭的負担も軽くなる(紹介状をお持ちでない場合は特定療養費制度に基づく特別料金として5,400円(消費税8%込み)必要となります)。
  • 当院での治療を終え、経過観察が可能な状態になったら、かかりつけの病院でまた診療を受けられる「逆紹介制度」もある

など、患者さんにとってのメリットは多くあるといえます。

もちろん、緊急性の高い症状の患者さんなど、紹介状をお持ちでない方の診療も当科は行っています。初めて受診される場合は、現在服用されているお薬のことがわかるようメモなどをお持ちいただけると、診療の参考になるので大変助かります。(なお、病歴などについては問診の際にくわしく伺いますので、メモなどはとくに必要ありません)

2.患者さんが安心して受診できるよう、スタッフおよび診療科全体のレベルアップに努めています

当センターは、内科と外科、そして感染症科がひとつのチームとなっているのをはじめ、院内の各専門診療科とももちろん連携して診療を行っています。まず当科が診察を行い、手術など外科的な治療が必要だと判断した場合には外科で、より専門的な治療が必要だと判断した場合には関連する診療科で、患者さんが速やかに診療を受けることができるようサポートしています。

このように各専門診療科との万全な連携体制のもとで診療を行うと同時に、「自分の専門領域だけに限らずどんな病気でも診療できる」のが当科の大きな強みです。下記のように、当科にはさまざまな分野の専門医が集結しています。

  • 日本内科学会認定総合内科専門医7名・指導医1名・認定内科医13名
  • 日本内科学会救急委員会JMECCインストラクター2名
  • 日本病院総合診療専門医7名
  • 日本消化器病学会認定医4名
  • 日本腎臓学会専門医3名
  • 日本循環器学会専門医1名
  • 日本感染症学会専門医3名
  • がん薬物療法専門医1名
  • 日本超音波医学会認定医1名
  • 日本消化器内視鏡学会指導医3名・専門医4名
  • 日本救急医学会ICLSインストラクター2名
  • 日本プライマリケア専門医1名
また、当センターのセンター長であり、内科の診療部長である瓜田純久教授は青森県北津軽郡鶴田町の診療所で13年間地域医療に従事しており、当院においても「地域に根ざした、すべての人々にとってあたたかな医療」をモットーとしています。さまざまな不安や悩みを抱えてこられる患者さんに安心して受診していただけるよう、スタッフ一同総合診療スキルの向上に努めているのはもちろん、患者さんに対して笑顔を絶やさない、不愉快な思いをさせないなど、医療に携わる人間としての基本的な姿勢も当然のことながら大切にしています。患者さんの困っていることや求めていることをしっかり把握することは、適切な診療を行ううえで欠かせません。そのためにも患者さんが医師やスタッフに何でも相談しやすい雰囲気や環境づくりを心がけています。

3.「痛み」や「めまい」、「しびれ」など、検査では異常が見つからないものの慢性的につらい症状が続く「機能性疾患」の診断・治療に力を入れています

当科を受診される患者さんの約7割の方が「頭が痛い」「おなかが痛い」「腰が痛い」など、「痛み」の症状を抱えてこられます。しかしX線やCTなどによる検査を行ってもとくに異常が見つからないというケースは少なくありません。このような、「体の組織等において形態の異常が見当たらないにも関わらず、臓器や器官などの機能が低下する疾患」を「機能性疾患」といいます。

代表的な機能性疾患の症状としては、痛み以外に慢性的なしびれやめまい、偏頭痛、吐き気、下痢、むくみ、咳などが挙げられます。

検査をしても異常が見当たらないと病名の診断をつけることも難しいため、病院によっては「とくに治療の必要はない」と見なされるケースもあるかもしれません。しかし、患者さんはつらい症状に悩まされています。

臓器に異常があれば画像等で確認することが可能ですが、痛みやしびれなどの症状を感じるのは脳です。患者さんの症状を改善するためには、このような神経伝達の経路などもきちんと理解したうえで、機能的な異常を診断する必要があります。当科では内分泌系、神経系、免疫系など総合的なアプローチを重視した診療にとくに力を入れ、機能性疾患を抱える患者さんの助けになることを目指しています。