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よくあるご質問(男性編)

前立腺がん手術についてのQ&A

前立腺がんにかかった人は誰でもダヴィンチによる手術を受けることができるのでしょうか

ダヴィンチを用いた前立腺がん手術は「根治(完全に治すこと)」を目的に行われますので、「前立腺の中だけにがんがあり、他の場所にはがんが転移していない」患者さんが、原則として適応になります。

また、手術の適応となる前立腺がんであっても、下記のような場合には手術できないこともあります。

  • 過去に下腹部を切開するなど大きな手術をしたことがある方
    (腹腔鏡や手術器具を挿入するうえで難しい場合があります)
  • 眼圧の高い方、眼疾患を有する方
    (頭を20度~25度ぐらいに下げたままの状態で手術が行われるため、眼圧が上がり、眼に大きな負担がかかる恐れがあります)
  • 心臓や呼吸器の重篤な疾患を有する方
    (ダヴィンチだけに限りませんが、全身麻酔下で3~4時間に及ぶ手術の場合、合併症などを引き起こす恐れがあります)
いずれも、ダヴィンチによる手術を希望される患者さんに対しては事前に全身の検査を行い、手術が可能かどうかを判断しています。

ダヴィンチを用いた手術をすれば、術後の尿もれはほとんどないのでしょうか

個人差はありますが、術後2~3ヵ月は尿もれ用のパッドを必要とする患者さんが多いようです。しかし従来の腹腔鏡手術では90%以上の患者さんが尿パッドフリーになるまで約1年ほどかかっていました。それに比べると尿もれしなくなるまでの期間が格段に短くなったのは確かです。

手術のほうが放射線治療よりも優れているのでしょうか

転移のない前立腺がんを治すという点において、手術も放射線治療も効果に大きな違いはありません。ただし、起こり得る合併症の種類は異なります。ダヴィンチを用いた手術は低侵襲で、傷が小さく、出血量が少ないというメリットがありますが、稀に出血量が多くなったり、術後の尿もれがしばらく続くような場合もあります。一方、放射線治療では術後に膀胱炎が続いたり、腸内で出血が起こり腸炎を引き起こす場合などもあります。

また、ダヴィンチを用いた手術の場合、当院における入院期間は平均10日前後ですが、放射線治療の外照射療法(身体の外から前立腺に放射線を照射する)の場合、一般的に1日1回の照射を週5回、トータルで7~8週間前後続ける必要があります。こうした治療にかかる期間なども含め、ご自身の生活に合った治療法を検討・選択される方も多いようです。

術後の尿もれがいつまでも治らない場合はどうしたらよいのでしょうか

前立腺のすぐ下には尿道括約筋という筋肉があり、通常、尿をためているときには締まっています。しかし手術によって尿道括約筋が損傷すると筋肉の力が低下し、尿失禁が治りにくくなる場合があります。このような症例に対して当科ではリプロダクションセンターと連携して、人工尿道括約筋留置術を行っています。

リプロダクションセンター(泌尿器科)

術後の勃起障害(ED)が心配です

当院は、勃起障害(ED)をはじめとする性機能障害の診療を専門的に行うリプロダクションセンターを併設する、都内でも有数の大学病院です。前立腺がんの患者さんの性機能の温存についても、泌尿器科とリプロダクションセンターとが緊密に連携して診療を行っています。

術後の勃起障害(ED)に対する治療を希望される方には、リプロダクションセンターが主体となって陰茎リハビリテーションを行い、可能な限り早く回復できるようサポートしています。

リプロダクションセンター(泌尿器科)