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診療の特色

1.地域の泌尿器科医とも協力し合いながら、幅広い尿路生殖器疾患に対応しています

東邦大学医療センター大森病院 泌尿器科は、大学病院でありながら悪性腫瘍などの重症疾患のみならず、膀胱炎、尿管結石、前立腺肥大症などの頻度の高い病気(コモンディジーズ)の診療まで幅広く行っています。
当院のある大田区は泌尿器科の開業医が少ない地域ですが、大田区泌尿器科医会に所属する各病院やクリニックが普段から密に交流しており、地域ぐるみでさまざまな尿路生殖器疾患のトータルマネージメントが可能です。
また、当院では365日24時間体制で泌尿器科医が待機し、腎盂腎炎や尿路結石などの緊急性や重症度の高い疾患に対応しています。尿路生殖器外傷など必要に応じて緊急手術も対応可能です。夜間や休日はこのような緊急の対応が主体となりますので、比較的軽症の場合は平日の日中に受診していただいたほうがよりスムーズです。

初診の手続き等については下記ページをご参照ください。
なお、先天奇形など特殊な小児泌尿器科疾患については、小児外科、あるいは他の専門病院にご紹介させていただく場合もあります。受診前に一度ご相談ください。

2.ダヴィンチを用いた前立腺がん手術や内視鏡を用いた尿路結石の治療など、患者さんの身体に負担の少ない低侵襲治療を重視しています

当科の常勤医(教員)は全員日本泌尿器科学界専門医の認定を受けています。悪性腫瘍や尿路結石など外科的治療が必要な疾患に対しては、それぞれの医師が熟練した技術を生かし、腹腔鏡や尿路内視鏡を積極的に用いた低侵襲治療に力を入れています。

とくに前立腺がんに対する手術療法では都内で7番目の施設認定を受けています。2010年から2013年4月までは100例を超える前立腺がんの腹腔鏡手術を行いました。2013年8月からは最新の内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ(da Vinci Si®)」を導入し、より精度の高い腹腔鏡手術に努めています。2015年1月現在80例を超える症例を対応させていただきました。
また、泌尿器疾患の中でもとくに頻度の高い尿路結石症の治療では、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)のほか、内視鏡を用いたTUL(経尿道的腎尿管砕石術)も積極的に行い、良好な成績を収めています。

3.リプロダクションセンターとの連携により、前立腺がん手術後の性機能温存においても実績を上げています

2で触れた前立腺がん手術の合併症として、勃起障害(ED)などの性機能障害が生じることがあります。当科ではこのような合併症に対する不安を解消できるよう、性機能の温存に重点を置いた治療に取り組んでいます。

そのために緊密に連携しているのが、当院 リプロダクションセンターです。同センターは勃起障害(ED)などの性機能障害の治療を専門的に行う国内有数の施設として知られています。前立腺がん治療においても的確な性機能温存療法を行い、術後も高い確率で性機能を維持できる症例を多く得ています。また、性機能を改善するための陰茎リハビリテーションも、患者さんの希望に応じて実施しています。

さらに前立腺がんの術後に生じた重度の尿失禁に対しては、リプロダクションセンターの永尾光一教授が中心となり、人口尿道括約筋留置術を行っています。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 泌尿器科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)