チーム医療の一員として医療・教育・研究に取り組む
東邦大学医療センター大森病院 薬剤部 関連リンク

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 薬剤部

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

試験室

薬剤部試験室の主な業務は
1)TDM業務
2)急性薬毒物中毒分析と解析
3)その他:薬剤業務改善のための調査・試験研究・教育指導、医薬品試験など
があげられます。

1. TDM(Therapeutic Drug Monitoring;薬物治療モニタリング)

お薬を投与されている患者さんの血液中のお薬の量(血中濃度)を測定しモニターすることにより、適正な薬物の投与量や投与方法を設計し、それぞれの患者さんに最も適した薬物療法を提供することを目的としています。つまりは、オーダーメイド医療の一つです。このTDM業務は試験室の一番メインの業務であり、当院で測定可能な58薬剤中、薬剤部内でも23薬剤の血中濃度を迅速に測定し(図1参照)、それらの測定結果を元に、その患者さんにとって最も有効で安全なお薬の投与法を設計し、医療スタッフに対して情報提供を行っています。当院の薬物血中濃度の測定件数は年間に15,000件を超えており、そのうち50%以上が薬剤部で測定されています。
測定可能薬物

2. 急性薬毒物中毒分析

当院では救命救急センターと連携し年間150~200例ほど搬送されてくる薬毒物の中毒患者さんがどんな薬物をどのくらいの量服用しているのかを患者さんの胃液、血液、尿なその試料を分析することで推定しています。薬剤部には薬毒物の分析装置も充実しており、中毒分析用HPLC(薬物100種類以上、農薬50種類以上の分析が可能)、蛍光X線分析装置(金属、重金属等の分析が可能)、LC-MSなどの分析装置を用いて分析を行うことにより、急性中毒患者さんの治療に役立つ情報を提供しています。医学部の法医学研究室とも連携し、年間100例前後の中毒分析を行っています。

3. その他

その他にも血中濃度のデータを分析、解析して薬の動態に関する試験・研究を行うことで臨床に役立つ情報の発信に努め、薬剤部員や学生の教育・指導などの様々な業務を通して、安全で効果的な薬物治療に貢献できるよう日々仕事に励んでいます。