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複数の Palm
を持っていて、日常業務とプライベートで使い分けていらっしゃる方が少なくない最近。
あるいは学会にはカメラ付きの Palm を持って行き、でも毎日はポケットに入る薄型の Palm を使う、という方もいらっしゃるかもしれません。 こうした中、例えばスケジュールやアドレス帳を、それぞれの Palm で共有したい、と考えるのは当然です。 ここではこうした「データの共有」について考えてみます。 |
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まず基本的な事柄として、HotSync
についてです。
通常 Palm では、初めて HotSync をする時、HotSync ID とユーザーID という2つの ID が設定されます。 HotSync ID は、初めて HotSync をする時に、ユーザーが自由に決められる、Palm の名前です。僕の場合はメインマシンには自分の名前を、他は識別が分かりやすくなるよう、CLIE の機種番号(T650Cとか)を付けています。 ユーザーID は、初めて HotSync をする時に、自動的にランダムに設定される5桁までの数字です。通常はこのIDを見ることはできません。 この2つの ID は各 Palm 固有で、Palm Desktop は、この2つの ID を用いて HotSync している Palm を特定します。逆に言えば、もし2台の Palm の HotSync ID、ユーザーID が同じだと、Palm Desktop は両者の区別ができなくなり、同じ Palm と誤認識してしまいます。このため機種特有のデータなども HotSync 時にコピーされてしまい、Palm が正常に働かなくなる恐れも出てきます。2つの ID のうち1つが同じ場合も、正常な HotSync はできません。 したがって、複数の Palm を Palm Desktop で管理する場合、HotSync ID を異なったものに設定する必要があります(ユーザーID は通常、自動的に異なるものに設定されます)。 |
| さて、それでは複数の Palm を持っていて、スケジュールやアドレス帳などのデータを、それぞれで共有するにはどんな方法があるのでしょうか。 |
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1) データを Palm から Palm
へ赤外線ビームでコピーする。
2) Intellisync などの同期ソフトを使う。 3) Palm Desktop の各 HotSync ID フォルダにある Backup フォルダをいじる。 |
| 一番楽なのは 1) の赤外線ビームだと思います。パソコン上でもスケジュール管理をするなら、2) の同期ソフトです。3) はとてもマニアックなやり方ですから、一応参考程度にとどめておいて下さい。1) と 2) を組み合わせる、というのも便利かもしれません。 |
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1) データを Palm から Palm へ赤外線ビームでコピーする。 共有したいデータを、Palm から Palm へ赤外線ビームで直接コピーする方法が、一番楽な方法かもしれません。 ビームするファイルは、スケジュール(DatebookDB)、アドレス帳(AddressDB)、ToDo(ToDoDB)、メモ帳(MemoDB) です。 ただ、このファイルをそれぞれ探し出してビームするのはなかなか面倒ですので、赤外線ビームソフトを利用するのが便利だと思います。
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| BeamPRO |
複数のデータを赤外線/Bluetooth
を使って一度に送信できます。受信側に特殊なソフトは不要です。Hack
ソフトや DA
ソフト、外部メモリにあるファイルも送信できます。
お気に入りカテゴリにファイル名を登録することもできて、送信するファイルがある程度限定されている場合、これを使えば非常に簡単にファイルを選択・送信できます。 プルダウンメニューや検索機能などでファイル選択が簡単にできるよう工夫されています。 |
| BeamWare | BeamPRO と同様のソフトです。使いやすいと思われる方を選択して下さい。 |
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2) Intellisync などの同期ソフトを使う。 パソコン側での予定表やアドレス帳などの管理には、通常は Palm Desktop を使われていることが多いと思います。これを Outlook や Lotus Notes などに変えて、データ同期ソフトを用いれば、複数の Palm でのデータ共有は簡単にできます。これらのソフトは、元々複数の人が同一の情報を共有できるよう、グループウェアとしての機能を持っていますので、この考え方を応用するわけです。 日常のスケジュール管理などにパソコンも利用される方には便利な方法です。 このやり方の問題点は、Palm 側でデータを変更した場合、Palm → パソコン → 別の Palm と、常にパソコンを経由しないと別の Palm にデータを移せないところで、これを弱点に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
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| Intellisync | 予定表、アドレス帳、ToDo、メモ帳、メール、支払いメモという6つの標準アプリ(全ては搭載されていない機種も多く存在します)のデータについて、Outlook や Lotus Notes と同期させることができます。ただし、Palm Desktop にはバックアップが保存されないようです。 |
| Desktop To Go | Outlook や Schedule との連携ができるソフトです。Palm Desktop にもバックアップを取るよう設定できます。 |
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3) Palm Desktop の各 HotSync ID フォルダにある Backup フォルダをいじる。 これはかなり変則的な使い方になります。 Palm Desktop の各 HotSync ID フォルダ下にある Backup フォルダを開くと、ここに予定表などのデータがバックアップされています。赤外線ビームの代わりに、これを別の HotSync ID の Backup フォルダにコピーして HotSync をかけます。この際同期の仕方は、パソコンのデータを Palm に上書きする、を選択します。 こういうやり方もある、という参考程度にとどめておいて下さい。 |
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付記: HotSync を行う場合、Palm 本体に記録されている
HotSync ID とユーザーID
を一時的に変更してくれるソフトがあります(ChangeName)。 例えば本来は CLIE-1 という HotSync ID を持っている Palm 機を、CLIE-2 という HotSync ID に変更して HotSync ができます。この場合実際は CLIE-1 が同期を求めているのに対し、Palm Desktop (パソコン側)は、CLIE-2 という HotSync ID を持つ機種が同期しようとしている、と認識します。
付記2: ChangeName はOS5上では動かない、とアナウンスされています。一応 User ID の数字は読めるようですが、User Name はきちんと表示されません。User Name をいじるだけでしたら、そのままの名前のソフト(UserName)があります。OS5限定です。同名の別のソフトもありますのでご注意を。
付記3:最新版の ChangeName はOS5対応になったようです。Ver. 3.2 をお試しください。 ただし、ハードリセットが必要になった、というコメントもありましたので、念のために、先にメモリースティックなどの外部メモリに全てのバックアップを取っておくことをお勧めします。 また同梱の chUserName.exe は、Palm Desktop がインストールしてあるフォルダに移動し、コマンドプロンプトから"C:\palm\chusername -l"と入力すると、Palm Desktopに登録してある全てのユーザの名前とIDが表示されるようです。お試しください。 なお、HotSync ID が同じで、ユーザーID が異なる場合、2台目のパームはエラーが表示されて、HotSync を行えません。逆に非常にまれですが、ユーザーID が同じで、HotSync ID が異なる場合は、HotSync をすると、一方の HotSync ID に統合されてしまいます。ですから HotSync ID とユーザーID を複数のセット持つ場合は、それらが全て異なっていることが大切です。
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