新しく Palm ユーザーとなったある小児科医の軌跡


8.新しい Palm に乗り換えてみた

初めて手にした Palm は、CLIE の N700C だった。さんざん悩んで買った挙句、OSをバージョンアップして、PDA工房でメモリの増設をした N700C UG/改。

さして不満があるわけでもなかったけれど、電池の持ちが今ひとつで、T650C が出た時に乗り換え。

2台目の CLIE は薄くて使いやすくて、ずぅっとこれがメインマシンとして活躍してきた。OS5が出てきて、「速いよぉ」という声を聞いてはいたものの、その速さを知らなければ別段不満も無い。なにより VAJA のキャメルカラーの革カバーがとてもお気に入りで、まだまだ使い続けると思っていた。

そう、この人にWEBで名指しで背中押されなければ。

 

思わず「ぽちっとな」としてしまって、届いたのが CLIE TH55。手にする初めてのOS5機種になる。

そうして少しずつセットアップしながら、乗り換えに伴う色々な問題を整理してみた。

 

お気に入りで使っているソフトのうち、DateBk4 は、HotSync (User) Name を元にシェアウェアの制限解除コードが決まっている。だから乗り換える Palm は、T650C と同じ名前にしたい。さてどうするか。

とりあえず、T650C の名前を変えて、TH55 にこれまでの名前を設定すれば良いはず。 Palm Desktop からユーザー名の変更をすれば良いのかな? でもハードリセットかけてしまえば、新しいユーザー名で HotSync できるかな。

 

まず ChangeName で T650C の User Name と User ID を確認しておく。

次に T650C の中身を、MS Backup 使ってメモリースティックに全てバックアップ。

そうしていきなり T650C をハードリセット。ハードリセットって、電源ボタンを2秒以上押したまま、リセットボタンを押すんだけれど、さらに Palm の初期ウィンドウが出るまで電源ボタンを押し続けないと、ただのソフトリセットになっちゃうのね。久しぶりにハードリセットをかけたら、そんな些細なことを忘れていたのに気付いた。

その次は、パソコン上の CLIE_USB_Driver フォルダを、念のため別のところに保存。T600C の場合だと、こうしておかないと後で困るらしいけれど、T650C の場合はどうだろう。(結局不要だった)

そのまま、T650C 用のフォルダを、別の名前に変更。ここまでやっておけば大丈夫だろう。

 

そうして、TH55 に付いてきた新しい Palm Desktop をインストール。

ウキウキしながら、早速 TH55 を HotSync する。ユーザー名は T650C と同じもの。「その名前使われているよ」とエラーが出る。うそぉ〜 やむなく Palm Desktop の「ツール」→「ユーザー」から、これまで使ってきた T650C のユーザー名を削除。今度は問題なく認識してくれて、TH55 は昔と同じ名前に登録された。

試しに ChangeName をインストールしてみたら、あらら? User ID の数字はちゃんと表示されているけれど、User Name は何だか変。ソフトの開発元WEBをよく読んだら、そうか、OS5には対応していないのね。

仕方なく google で他のソフトを検索して、ようやく1つ見つけ出した。UserName というOS5専用のソフト。同名の別ソフトもあるけれど、こちらは少なくとも User Name はちゃんと参照できるみたい。これをインストールして、User Name を確認。全く問題なくて一安心。わざわざ確かめる必要はなかったか。

次に T650C を HotSync。ユーザー名を聞いてくるので、新しい名前を付けて、こちらも無事認識された。

シェアウェアを使うお約束として、DateBk4 を T650C から削除しておく。

 

あとは元の環境を再構築すれば良いんだよね、と思って気付いた。そうだ、OS5は関係ないから、とアップデートしてないソフト沢山あった。あ、それどころか、ローカライザーは使えないんじゃない、今度は。う〜ん。

 

とりあえず神様山田さんのところから、PowerLOCALIZER をダウンロード。こんな素晴らしいソフトをフリーウェアで提供してくださるなんて、本当に感謝。高橋さんのところからは、お気に入りの Crs-Launcher をダウンロード。このランチャーは N700C の時から愛用していて、もう手放せない。

そして DateBk4 MedCalc とそれぞれのローカライザーをインストール。ローカライザーを PowerLOCALIZER でオーバーレイに変換。とっても簡単で、それぞれのソフトも問題なく日本語化された。

BeamPRO で T650C からスケジュールやアドレスなどをビームしてインストール。

あとは PICU Tools とか NenGo! とか、これまで入れていたソフトを1つずつインストール。

 

CLIE に入れて、もはや手放せないソフトに、Skyascape から手に入れた 5mPeds(The 5-Minute Pediatric Consult, 3rd Edition)と CCP2002(Chief Complaints in Pediatrics)がある。両者とも、シェアウェアの解除コードは HotSync Name ではなく、Device ID を元に作られているから、この2点は新しい解除コードが必要になる。カスタマーサポートから新しい Device ID とともにお願いしてみたところ、2日で新しい解除コードが届いた。「でも古いほうからは削除してね。確認したら折り返し返事のメール頂戴」と書かれていたので、仰せの通りにする。「今日の治療薬」も新しい解除コードをお願いする。こちらもすぐにコードをくれたけれど、やはり旧機種からのアンインストールをリクエストされたので、T650C からは削除。

 

そういえば掲示板で教わったソフトがあった。Fonts4OS5。これを使えば、日本語OSが走る CLIE でも、英語の表記がちゃんとできる、とのこと。試しにインストールしてみる。おぉぉ、確かに例えば 5mPeds のメニューにあるギランバレーなどは、ちゃんと "e" のアクサン・テギュが表示されている。μもちゃんと表示できている。喜んで CCP2002 を選択したら、エラー。ソフトリセットしか復活できない。ごちゃごちゃやっているうちに、思いっきりこけたので、泣く泣くハードリセット。ううっ、先にメモリースティックにバックアップ取っておくんだった。今度は CCP2002 と Fonts4OS5 だけにしてみたけれど、やっぱり「MemoryMgr.c, Line:3635, 予期せぬエラーが発生しました」 …最新版の CCP2002 を入れてもダメ。試しに Fonts4OS5 の作者にメールを送ってみたら、即座に返事が返って来た。何度かメールのやり取りをして、POSE では問題がないし、結局 CCP2002 の問題だろう、という結論。このソフトだけは英語化をあきらめた。しかし作者の反応はとても良く、シェアウェアにお金払う価値はあると思う。

 

最後に、ようやく手に入れた「ステッドマン医学大辞典」をインストール。

これで大体、新しい環境は整ったのかな? あとは VAJA がケースを出してくれたら嬉しいんだけれど、問い合わせてみたら「今のところ予定は無いよ〜」とつれないお返事。日本じゃかなり売れているんだけどなぁ。でもきっとそのうち、発売されるんだろう。

 

ClickLC は、TH55 の一番右のハードウェアボタンも設定可能だった。でも電源オンにはならない。右脳センセのところで紹介されていた FlexButton なら、電源オンが可能になる、と聞いたので試してみた。まだβ版で安定しない、という話なので、まずはここまでをMSにバックアップ。

「基本ボタン1」にある「ボタン1〜4」を「None」にすれば、ボタンを押した時 ClickLC が起動する。併用可能なのね。試しに ClickLC の作者にも電源オンの対応が可能か問い合わせてみたけれど、こちらは難しそう。右脳センセに聞く限り、FlexButton でも、FxMenu を使えば ClickLC と同じことができる、と言う話だけれど、1つのボタンに複数のアプリを割り当てて、かつボタンを押した時に、割り当てられたアプリの一覧表示が可能になるんだろうか? どうもここがはっきりしないので、いいや、ClickLC と FlexButton を併用しておこうと決める。

 

どうにか新しい環境に移行。Graffiti は2よりも1の方が良さそうだなぁ。でも書いた軌跡が表示されるのは、なかなか便利。しばらく使い込んでみようか。

(3/6/04)

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