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歴史と理念

東邦大学医療センター佐倉病院の開設は1991年であり大森病院から赴任した循環器内科4名、循環器外科3名で始まりました。9月の開設に向け皆が一体となり準備に明け暮れ、最初の入院患者さまは何人もの医師と看護師で迎えたものでした。今は当たり前の様に患者様がいて、当たり前の様に入院患者さまがいる。この様な状況は開院するまでは考えられなかったことであり、ありがたいことと思います。
私が専門としている最初の経皮的冠動脈形成術は部長の大沢秀文先生が行い、ささやかながらも成功の祝杯をあげたことが昨日のことのように思い出されます。
当直は循環器疾患の特殊性もあり内科とは別に組まざるを得ず毎日のように当直していた感があります。この循環器による当直体制は今でも継続されています。
半年後には24時間、いつでも受けいれることを信条に急性心筋梗塞をはじめとするインターベンションが必要である緊急循環器疾患にも対応するようになったため、当初はそれこそ盆も正月も日曜日もなく皆が臨床と格闘しておりました。
あれから早いもので20年が経とうとしています。開院当時を知る人は当院にはもうほとんどいなくなってしまいました。あの頃の純粋に臨床と対峙していた私は今も変わっていないだろうか?自問自答の毎日であります。
さて近年の医療技術・機器の進歩は目覚ましく、ややもすると人間不在の診療となりがちですが、最初に担当医となったときの感激を忘れずに、人間ありきの、より安全で確実な診療・治療体系の構築を目標に邁進しています。

初代循環器内科教授 野池博文

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
佐倉病院 循環器内科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)