消化器外科
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東邦大学医療センター佐倉病院
東邦大学 教育・研究業績データベース【外科学/一般・消化器外科学】

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
佐倉病院 消化器外科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)

診療の特色

 

1.消化器全般の疾患に対し、専門的な診療を行うとともに他の診療科との万全な協力体制で患者さんを幅広くサポート

佐倉病院 消化器外科は、当院外科に属する専門診療科のひとつです。
食道・胃・小腸・大腸などの消化管疾患や肝臓・胆道系・膵・脾疾患など、消化器全般の疾患に対する外科的治療を行っています。
各臓器ごとに分かれるのではなく、12名の医師全員(2014年4月現在)で消化器全体の治療にあたっているのが当科の大きな特徴のひとつであり、どのような症例に対しても適切に対処できる「総合力」が強みです。
患者さん一人ひとりの病態や患者さんをとりまく環境などをふまえ、その方に最も良いと判断した手術を提供できるように心掛けています。

また、当院では内科との垣根のない連携はもちろんのこと、『佐倉病院 外科』という大外科のひとつ屋根の下、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科といった各分野の外科医同士もチームとして協力し合い治療を行っています。患者さんへの治療効果を最大限に発揮できる環境は大外科の強みでもあります。

2.身体への負担が少ない腹腔鏡下手術で、消化器のがんをしっかり治す

佐倉病院 外科では、身体への負担が少ない低侵襲な手術である腹腔鏡下手術に力を入れています。
消化器外科においては、胆石症、虫垂炎といった良性疾患のみならず、胃がん、大腸がんに対しても積極的に腹腔鏡下手術を行っています。

腹腔鏡下手術は、腹部に数カ所開けた小さな穴からカメラや専用の器具を挿入し、モニターで腹腔内を観察しながら行います。
従来の開腹手術に比べると手術後の傷が格段に小さく、痛みも少ないのが特長です。
また患部の癒着による腸閉塞などの術後合併症も起こりにくく、術後の回復が早いのもメリットです。そのため入院期間も短縮でき、早期の社会復帰が可能になります。

また、“身体にやさしい”と同時に、“しっかり治す”手術を当科は目指しています。
腹腔鏡下手術では最新の画像技術を用いることにより、治療部位をより鮮明に拡大した状態で観察できるようになりました。この効果により、がんならば切除すべき範囲を的確に診断し、取るべきものは取り、残すべきものは残すといった過不足のない手術を実践することができます。

3.高度肥満症に対する「腹腔鏡下胃スリーブ切除術」ができる全国有数の施設。チーム医療で総合的な肥満症治療に取り組む

当科では、BMI(※)が35以上の高度肥満症に対して腹腔鏡下胃スリーブ切除術を行っています。
この手術では他の腹腔鏡下手術と同じように腹部に小さな穴(1cm程度)を6カ所に開け、そこから腹腔鏡用カメラや手術器具を挿入して、胃の8割を切除します。最終的には胃はシャツの袖(スリーブ)のように細くなります。
こうして胃を縮小することで食事量が少なくても満腹感が得られるようになり、減量およびその維持に効果を発揮します。同時に肥満に伴う合併症(糖尿病、高脂血症、睡眠時無呼吸など)の改善にも効果的です。
この手術が先進医療として承認されている医療機関は全国に10施設(2014年3月現在)で、当院もその中の一施設として、現在までに25例の手術を行ってきました。
その実績を踏まえ、2014年4月からは保険診療が可能な施設として承認されている全国でも数少ない病院となっています。

高度肥満症は、嗜好以外にも、遺伝、環境要因、メンタル的要因など複雑な背景が絡み合って発症する病気です。決して「太っている人の自己責任!」という単純な問題ではないことを我々は十分に理解しています。
また肥満関連の合併症には糖尿病、高脂血症、睡眠時無呼吸、発がんなどがあり、治療を受けなければ必ずや生活の質を損ないます。しかしながら肥満を取り巻く問題は外科医のみで解決できるものではなく、また抱えられるものでもありません。当院では、内科医、メンタル、栄養士、理学療法士、コーディネーターからなる多職種のチームがあり、チーム医療で患者さんの肥満症治療に取り組み、患者さんをサポートし続けます。

(※)BMIとは肥満度の指標で、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」の計算式で割り出します。BMI値の判定基準は一般的には18.5未満で「やせ」、18.5以上25未満で「標準」、25以上で肥満、35以上で「高度肥満」と判定されます。

4.千葉県内における潰瘍性大腸炎・クローン病治療の中核施設。消化器内科と連携し、可能な場合には腹腔鏡下手術を

当院は消化器内科を中心に潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患の治療と研究にも力を入れており、千葉県内での中核施設となっています。
消化器外科では内科治療抵抗性の潰瘍性大腸炎やクローン病などに対して、年間50件程度の腹腔鏡手術をコンスタントに行っています。
炎症性腸疾患に対する術後のQOLは最も重要視されるべきポイントです。
腹腔鏡手術の低侵襲性と、数多くの症例から得た経験を活かして、最良の手術を提供できるように心掛けています。