東邦大学医療センター佐倉病院内科学講座消化器内科
東邦大学医療センター佐倉病院 内科学講座
東邦大学医療センター佐倉病院

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
佐倉病院 消化器内科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
Tel:043-462-8811(代表)

診療の特色

1.炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の診療で国内をリード。最新の画像診断による的確な診断と、抗体医薬品などによる最新治療を実施

東邦大学医療センター佐倉病院 消化器センター内科は、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸などの消化管や、肝臓・胆嚢・膵臓などの臓器を中心に、消化器全般に関連する病気の検査や治療などを行っています。

中でもとくに当科の得意分野として挙げられるのが、潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病などに代表される「炎症性腸疾患」の診療です。最新の画像診断および治療を実践し、その診療実績において国内有数の施設として広く認知されています。また千葉県全域をはじめ近県からも紹介患者さんの受け入れを行っており、2013年には炎症性腸疾患の年間外来(新患)患者数で全国2位にもランクインしています(読売新聞社『病院の実力』調べ)。

炎症性腸疾患は原因不明の難病であり、若年者から高齢者まで男女問わず幅広い世代に発症します。難病というと「治療をしても良くならないのでは」と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、適切な治療を行うことで症状を落ち着かせ、安定した状態にしていくことは可能です。

ただし、適切な治療を行うためには、「的確な診断」がまず欠かせません。そこで当科ではCTやMRIによる消化管診断や、カプセル内視鏡、小腸内視鏡、バルーン内視鏡などを用いた画像診断を行い、患者さんの病態の確実な把握に努めています。

こうした診断を行ったうえで、患者さん一人ひとりの病態に応じた最適な治療を進めていきます。内科的治療としては白血球除去療法をはじめとするさまざまな方法がありますが、当科はとくに最新の抗体医薬品による治療で国内をリードしています。

2.患者さんすべてが質の高い生活を営めるようになることが最終目標。そのために最新の治療法を積極的に推進

「志は高く、目線は低く」。

これは「患者さんの目線で、より高度な医療を目指す」という当科の鈴木康夫教授の意志が込められた、診療におけるモットーです。

1で述べたとおり、当科では炎症性腸疾患の的確な診断と適切な治療に力を入れていますが、診療の根本にあるのは「すべての患者さんに高いQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を提供したい」という思いです。

「炎症性腸疾患は若い世代に多く発症しやすい病気です。そこで大切なのは、ただ病気を治すことだけでなく、学生さんなら他の学生たちと同じように毎日通学する、社会人ならフルタイムで勤務する、これから家庭を築きたい方は希望どおりの結婚をする、といったように、すべての患者さんが当たり前の生活を送れるようになることです。治療方針は、患者さん一人ひとりを取り巻く環境なども踏まえたうえで決定しています。」(鈴木康夫教授)

診察においても、医師も看護師も皆、患者さんに対して「ていねいでわかりやすい」説明を心がけています。さらに病状のことだけではなく、食事のことや学校や会社など社会生活のことについても診察時に医師から患者さんに問いかけ、話しやすい雰囲気の中で、患者さん一人ひとりが抱えている問題を引き出すよう努めています。

なお、炎症性腸疾患の治療では普段の食事や栄養管理なども非常に重要です。当科では専門の栄養士や看護師、薬剤師が共同して、患者さんに対して指導や教育を行っています。

より高度な医療を目指す当科では新しい治療法の研究や開発にも積極的に携わっており、とくに炎症性腸疾患の研究治験では国内有数の実施数を有しています。患者さんにより良い医療を提供するため、絶えず最新の治療を推進していくことが私たち消化器内科医の使命です。患者さんが質の高い社会生活を営めるようになることをスタッフ一同目標とし、日々の診療に取り組んでいます。

3.「消化器センター」として内科と外科が密接に連携。あらゆる消化器疾患に対して高レベルの医療を提供

東邦大学医療センター佐倉病院では、「消化器センター」というひとつのチームとして、内科と外科が連携して診療を行っています。病棟も内科と外科とがひとつになっているため、検査から手術までスムーズに行うことができます。

また、週に1度は必ず内科と外科との合同カンファレンス(症例検討会)を開き、患者さんの情報や治療の知識などを共有しています。

内科と外科との垣根のない連携によって、あらゆる消化器疾患に対して高レベルの医療の提供を目指しています。

なお消化器内科では、早期の大腸がんや胃がんなどに対する内視鏡手術や、B型・C型肝炎に対するインターフェロン療法などを行っており、実績についても高く評価されています。

消化器外科では胆石症、虫垂炎といった良性疾患を始め、進行性の胃がん、大腸がん、さらに内科治療抵抗性の潰瘍性大腸炎やクローン病などに対する手術を幅広く行っています。いずれも身体への負担が少ない腹腔鏡や胸腔鏡などの内視鏡手術を主体としています。

消化器外科