腎臓と健康のために-Clinical Practice for Kidney and Wellness-
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【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
佐倉病院 腎臓内科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)

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「自分が愛しているものになる」

皆さまこんにちは。私たちの講座は2016年の5月に設立されたばかりの小さな診療科です。

立派な仕事を成し遂げるための唯一の方法は、今取り組んでいる仕事を好きになることです。好きなことだから患者さんにも一生懸命になれると思うんです。医者を育てるというのはいちいち手取り足取り何かを教えるというのではなく、場所を用意する、勉強できるようにする、機会を用意してあげる。それから議論できる仲間がいる。「組織」は個人よりも多くの機会に恵まれます。それは仲間が機会を作り、それを支えるからです。支えてもらったら、支えてあげる、そうやって「良き人材が充分にその能力を発揮できる環境作り」を自分たちの手で行っていくものだと考えています。

打ち込む価値があるもので、ひとりの力だけで成し遂げられるものなんてひとつもありません。あなたが僕たちの力になってくれるなら、僕たちもあなたの力になります。本来の自分になれる、そして自分の存在以上の立派な大義に打ち込む集団の一員になれると信じられるのは、人生の何よりの喜びであり自由であって、これに勝るものはありません。これが私たちの目指す「組織」です。

東邦大学医学部後期研修について詳しく知りたい

詳しく知りたい方は、卒後臨床研修/生涯教育センターをご参照ください。

東邦大学医学部 卒後臨床研修/生涯教育センター

前期臨床研修・後期臨床研修についてのお問い合わせ

東邦大学医療センター佐倉病院 腎臓内科 大橋 靖
TEL:043-462-8811(内線 2283)
FAX:043-489-9770
Email: ttec@jim.toho-u.ac.jp

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「学習は自分のために、勉強は未来のために、仕事は人のために」

「学習(Leaning)は自分のために、勉強(Study)は未来のために、仕事(Working)は人のために」するものだと考えています。子供たちに「どうして勉強するの?」と聞かれたら、「未来をよくするために勉強をするんだよ。」と答えることにしています。求められた場所で「仕事」をさせていただくことが、私たちの望みであり、喜びです。

「仕事」には人に感動を与える質のものと、人に感謝される質のものがあります。医療は人に感謝されることを実感させてくれる職業です。しかし、私たちはスーパードクターとは程遠く、人を感動させられるような素養もなく、「アイスクリーム屋さん」のように、人を笑顔にすることもできません。せめて自分たちにできることは、患者さんに誠意をもって接することだけです。

診療のテーマは「腎臓病と健康」

私たちの診療のテーマは「腎臓病と健康」です。腎臓病はたんぱく尿や血尿から始まり、時に急性の経過を辿り、時に慢性の経過を辿りながら、治る病気もありますが、多くは末期腎不全に至り、時に透析療法・腎移植を必要とする疾患群です。腎臓に特有の病気もあれば、生活習慣病のようなCommon Diseaseにも関連し、希少疾患にも関連します。そして一旦、腎臓の働きが低下すれば、なにが理由であれ腎不全によって健康が障害されます。

腎臓病の診療には腎臓に起きた火事(炎症)を消火活動する「腎炎・ネフローゼ症候群」の領域、糖尿病や生活習慣病に伴う腎障害により腎臓病が進行しないように保護していく「慢性腎臓病(CKD)の重症化予防」の領域、腎臓の働きが低下して、健康維持が難しくなる「末期腎不全の健康管理」の領域があります。なんらかの原因で腎臓の働きが急激に低下したり、慢性の経過中に腎臓病が急性増悪した場合には、その対応を行うための「Critical Care Nephrology」という領域があります。Critical Care Nephrologyは原因に対する集学的な治療とともに、必要に応じて腎保護療法と腎代替療法を行います。

腎臓病の医療は未だ不完全です。自己管理や生活習慣の改善のための指導、行動変容に対するアプローチ、サルコペニアの改善、服薬指導、透析療法・腎移植への移行期における否認・拒絶・逃避に対するアプローチなど様々な角度からの介入が必要です。療養指導は多職種の助けが必要です。私たちは、末期腎不全にならないための最大限の努力とともに、もし腎臓を失っても、健康の全てが失われてしまわないように、価値のあるはずの人生が長く続くことを目指していきます。「アイスクリーム屋さん」になることはなかなか難しいですが、「いい仕事」ができたらいいなと思っています。