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結膜花粉症

結膜花粉症とは

結膜は直接外の空気に接しているため、からだの外から絶えずいろいろなもの(異物)が飛び込んできます。このような異物は、普通は涙や目やにとともに目の外へ流されてしまいますが、異物に人間のからだが過敏に反応すると、結膜でアレルギー反応が起こるのです。この反応による病気がアレルギー性結膜炎ですが、そのうち花粉が原因となるのが結膜花粉症です。原因となる花粉が飛散する季節に毎年発症し、アレルギー性結膜炎の約半数を占めています。

結膜花粉症の症状

結膜花粉症はかきむしりたくなるような「目のかゆみ」、「しろめの充血」、チカチカして「なみだが止まらない」や、ベタベタ糸をひくような「白い目やに」などが主な症状です。また、同時にアレルギー性鼻炎を伴うことが多いので、クシャミ・鼻みず・鼻づまりを起こしたり、のどの痛み、せきがでることもあります。

結膜花粉症の原因となる花粉

花粉の飛散時期は地域による違いがありますが、関東から九州にかけては2~4月のスギと4~10月のイネ科植物(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)。

結膜花粉症への対策

予防

症状がいつごろ出たかなどを日記につけ、自分の花粉症の状態を知り、発症前から医師に予防的治療をしてもらいます。

生活

  • 風の強い日、好天の日、気温の高い日、湿度の低い日などは花粉が飛びやすいので、外出や窓を開けるのを控えます。
  • 眼鏡、マスク(防塵用)を使用します。
  • 家の中の清掃に努める(落下した花粉の除去)。
  • 花粉の多い場所に近寄ることを避けます。

食事

  • 食事はカロリーをとり過ぎない、食べ過ぎないことが大切です。
  • 食べるとよいもの:豆類、イモ類等繊維質の多い野菜、玄米、胚芽米、海草、白然食(無添加、無農薬)、季節にあったもの(自然栽培)
  • 擬取を少なくしたいもの:脂肪分の多い動物性食品(肉、ハム、ソーセージ、背の青い魚、一部の乳製品)、もち米、白砂糖(甘いお菓子、ケーキ、清涼飲料水)、食品添加物、塩分

運動

毎日規則的な運動を行い、からだを鍛えます。水泳もとくに避ける必要はありません。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
佐倉病院 眼科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)