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画像診断

放射線科の画像診断は、患者さんが直接おかかりになることのない部門です。しかし、受診している診療科でCTやMRI、核医学をお受けになることがあれば、その陰に放射線診断医がいることをぜひご理解ください。画像の診断や解析を行い、正確なレポートを臨床医に提供し、最適な治療方針へとつなげるのが我々の役目です。

とくに当科の特徴といえるのが、7人もの放射線診断医がそれぞれの専門分野を生かして画像診断を行っているということです。7人という人数は、地域でも1、2を争うレベルです。さらに、東大や日本医大、順天堂大、帝京大などからも「脳の画像診断では日本一」といった各専門分野のスペシャリストが、日々協力してくれています。このように画像診断の専門家が結集することにより精度の高い診断が可能となっています。

さらに、コンピュータによる解析など最新技術も積極的に導入し、画像や解析の質の向上に努めています。

統計解析を加えたMRIの一例

MRI
側頭葉の先端部が萎縮する、特殊な認知症の症例です。
白黒の画像が脳を、緑色の部分が側頭葉先端部の萎縮を表わしています。
コンピュータを用いて統計解析を加えることで、普通のMRIを目で見るだけでは評価が難しい、軽い萎縮を明瞭に捉えています。

統計解析を加えた核医学の一例

核医学
頭頂葉の血流低下が特徴的な認知症の症例です。
白黒の画像が脳を、青色の部分が頭頂葉の血流低下を表わしています。
コンピュータを用いて統計解析を加えることで、普通の核医学を目で見るだけではわかりにくい、軽い血流低下を明瞭に捉えています。

冠動脈CTの一例

CT画像
以前はカテーテル検査で診断していた冠動脈疾患も、CTで明瞭に描出できるようになっています。
赤い部分が心臓の内腔を表わします。白い部分が血管です。太い大動脈から三本の冠動脈が枝分かれし、心臓に分布しているのがきれいに抽出されています。
安全性が高く、患者さんにやさしい冠動脈疾患の診断法のひとつです。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
佐倉病院 放射線科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)