ご挨拶

ご挨拶

東邦大学医療センター佐倉病院外科は、一般・消化器、呼吸器・甲状腺、乳腺、心臓血管外科が一体となった大外科制をとっているのが特徴です。この体制により、様々な疾患・手術に幅広く対応し、広範な知識を持つ外科医の育成を図っています。外来診療および予定手術を毎日施行しており、緊急手術も随時受け入れています。2017年は960例の手術を施行しました。“常時オンコール”体制を外科医の信条として運営しています。一般・消化器外科では食道、胃、大腸、肝胆膵と全ての消化器良性・悪性疾患に対応しています。呼吸器外科では、肺癌、気胸、心臓血管外科では、虚血性心疾患、弁膜症、動脈瘤、静脈瘤とどのような病態にも対応できる体制で臨んでいます。診療方針は、精密な病状診断による個別化と低侵襲の治療法(体にやさしい手術)を重点とし、過不足のない治療により、疾患の治癒と機能温存の両立に向けて努力しています。そのために、積極的に腹腔鏡手術を適用しています。外科学会、消化器外科学会、食道学会、心臓血管外科学会の認定施設を取得しており、臨床・教育機関として高度な医療を追求しています。また2010年から高度肥満症に対する減量手術を開始し現在まで手術件数は100例を超え、肥満症治療学会認定施設として、安全で充実した体制のもと、日本の新しい外科分野の開拓を目指しています。東邦大学佐倉病院外科は、地域中核病院の外科として、これからも幅広い対応能力と高度な医療技術の研鑽に努めて参ります。どうぞ宜しくお願い致します。

全国的に外科医を志望する若手医師が不足している中で当科では順調に情熱を持った若い教室員が増えています。現在、臓器専門化に教育が偏ってきていますが、当科では、一科で多岐にわたる臓器疾患を扱っており、幅広い患者さまからのニーズに応えることが可能です。

最初から限られた分野だけで臨床トレーニングを行っていると、他分野の進歩についていけず、総合的な臨床力が育成されないことが問題となります。これからの医療は複合的な疾患を持つ高齢者の割合が増えるため、広い臨床的視野が求められます。当科では外科学全般を習熟した後、それぞれの専門分野で臨床・研究活動を行うことが最善と考えております。

勿論、一般外科、消化器外科、呼吸器外科、心血管外科、乳腺外科、内視鏡外科など各専門分野ではそれぞれの高い専門性を持った指導医が、内科医、病理医や他科と症例検討会などを通じて力を合わせて診断・治療にあたっております。
外科医は、思いやり、協調性を持って、常に創意工夫を重ね、幅広い知識と共に修得した優れた技を駆使し治療に当たることを心掛けるべきであります。

当科では、高レベルの手術手技やQOL(Quality of life)を維持できる鏡視下手術、あるいは他科との密接な連携による集学的治療等を通して、患者さまにとって今何が必要なのかを考え、個々の特性に応じたテーラーメイド治療を提供することをお約束します。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
佐倉病院 外科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)
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