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学校法人東邦大学
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【極める】 No.13 新人教育の現場から、教育方法のヒントを得る (全2回)講座開催レポート
概要
教員が現場で行われている新人研修に参加し、卒後1年目の状況を知ることにより教育評価の一助とします。3看護部より新人研修のスケジュールおよび教員参加が可能なところ(主に研修の振り返りのグループワークになると思います)を前もって提示していただきます。参加回数は自由。国家資格を取得した彼女ら彼らを追いかけて、明日の講義に役立てて下さい。
目的
卒後1年目の状況を知り、教育評価および方法にいかします。
期待される学び
- 卒後1年目の状況を知ります。
- FDとして自身の教育活動にいかします。
参加者
東邦大学看護学部教員13名、 東邦大学佐倉看護専門学校教員5名
内容
-春の部— | |||
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第1回 | 4月2~3週目 | 大森病院 |
新人研修に見学参加(13名) 「基本的看護技術演習」 医療ごみ、感染ゾーニング、採血、点滴作成、皮下注射など |
第2回 | 7/25(金) 16:00~17:10 |
東邦大学看護学部 第10講義室 |
意見交換
|
-秋の部— | |||
第1回 | 10/23(木) | 佐倉病院 |
新人研修に見学参加(5名) 「フィジカルアセスメント 統合」 事例~術後患者のフィジカルアセスメント~など |
第2回 | 11/20(木) 11:00~12:00 |
東邦大学佐倉看護専門学校 会議室 |
意見交換
|
大森病院「基本的看護技術演習」
佐倉病院「フィジカルアセスメント 統合」
受講者の声
- 4月入職したばかりのせいか、学校では見たことのない緊張した表情だった。
- 教員を見つけてホッとした表情を見せた。
- 仕事をする姿勢を見せていた。がんばっている様子が分かった。
- 指導案を使って可能な限り指導の統一を図っていることを知った。
- 安全や感染に関してポケットマニュアルなるものがあり、新人にとても有効だと思った。
- 11月は入職して半年が過ぎ、卒業生が元気そうだったのが印象的だった。
- 観察項目が 「やること」 として列挙されていてHow toになっており、系統的に考えられていない印象があった。
- 専門職として主体的に学習する人を育ててきたつもりだが、あまり主体性を感じられなかった。
- 臨床の指導者に基礎教育で行っていることを知ってもらえる機会をもっと意識的に持ちたいと感じた。
- 実務に入るので、やはり原理原則や基礎的なことはしっかり基礎教育で教える必要があると改めて感じた。
- 主体的に学習する姿勢を養うことに引き続き取り組みたい。
- 社会人基礎力を学校でどのように養えるか、改めて考えさせられた。
- この講座がきっかけとなり、卒業生について教育と臨床で意見交換できることが貴重だと思った。
センターより
看護基礎教育に関わる教員の方々が、看護師となった卒業生がどのような研修を受け、どのような様子なのか、卒業生のその後を見ていただき、企画です。卒業間もない4月と、半年たった10月に行いました。4月と10月では明らかに卒業生は、緊張から少し余裕のある表情に変化していました。先生方からは共通して、臨床は基礎と同じ内容を教えている、対象者に考えるタイミングを作りだせていない、新人たちはやり方の正解を出そうとしている印象があったという意見が挙がりました。また、新人の様子にあまり主体性を感じられないという意見も挙がり、主体的に学習する姿勢を引き続き基礎教育で養っていくことが重要だと改めて感じたと話し合いました。何よりも、当企画をきっかけに、卒業生=新人という教育と臨床の双方の立場から、連携できることなどを模索できたことが貴重であると感じました。各病院の新人教育ご担当のみなさまにはご協力をいただき、心より感謝いたします。
(KAN)