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【極める】 No.14 東邦看護のリーダーを育てる(師長編)フォローアップ開催レポート

2014年度の師長対象の講座は、看護師長として自部署における課題を明確にしPDCAサイクルに参画する能力を養うことを目的に開催し、師長が自立してPDCAサイクルで部署運営ができることをめざしたものです。

本日のフォローアップでは、その後の実践報告と気づきを意見交換し、新年度に向けさらにPDCAサイクルをまわすきっかけになることを期待し開催いたしました。6名の師長が参加し各々の報告では、11月20日の最終回以降、実践する中で修正点を見出しすでに次のステップに進んでいることが分かりました。

目的

講座での学びをどのように生かしているか意見交換し、次年度計画に反映する。

内容

2015年3月4日(水) 13:00~15:00 佐倉病院(7階講堂1,2)

【テーマ】「師長講座 その後の実践と気づき」

【意見交換】
  • 自部署のアセスメントをした効果
  • アセスメントと実践による変化(補佐、主任、スタッフ、病棟、自身)
  • 実践でうまくいった点、難しかった点と気づき
  • 次年度計画で修正が必要そうな点
  • 感想
【アドバイザー、講師、センター長より】
中央 講師 寺口惠子看護部長 受講者、ご協力いただいた皆様
中央 講師 寺口惠子看護部長 受講者、ご協力いただいた皆様

受講者の声

  • この講座で課題だった自部署を良る過程で自身が変わった。自分の変化がスタッフの変化をもたらした。
  • 普段うまく承認していないと改めて認識し、取り組みを進める中でスタッフの看護実践を心から「すごい」と思い、心からの承認ができた。
  • ひとりでは実践できないことを痛感した。誰に協力してもらうと効果があるのかを考えるのも計画として重要だと気付いた。
  • 病棟スタッフ全員を巻き込んで進めたことで効果があった。
  • スタッフの不満を軽減しようとしたのがスタートだったが、当院のありようを診療科や事務部門、看護部門など関係者全員で考えるまでに発展した。動きだすのを肌で感じた。
  • 内外への説明や周知できるためのデータを日ごろから集めておく必要がある。しかし、そのためには、やはり部署の分析ができてどのデータが必要なのか分かっていなければならない。
  • 補佐と主任との距離がぐっと近づき、病棟づくりについてたくさん話し合うことができた。
  • 計画をうまく実行し目標達成するための準備として、意見を言いやすい病棟づくりをまず行い効果があった。
  • インシデントをとおして、スタッフがみずから気づけるように関わることができた。
  • これまで事故報告書はストレスだったが、自分たちが困っていることを相談できる媒体に変化した。
  • 3病院の師長が集まったことで新しい意味のあるネットワークができた。メールで相談している。
  • 各自の課題について忌憚なく質問できたのは、東邦看護を共通のワードにしているからだと思う。
  • 仕事をしながらで大変な部分もあったが、課題として取り上げているのは実際に今取り組んでいる内容であり、他者に説明するためには分析しまとめなければならず、自分一人ではできない貴重な時間だった。

センターより

各々の報告をきくと、実践し修正点を見出しており、すでに次のステップに進んでいました。講師からは、第1回目では、「現状分析が決めつけ分析だったが、その後それぞれが自部署をしっかり見ることができて東邦のリーダーとして任せられると思えた」とコメントをいただきました。

東邦看護を共通のワードとして3病院の師長が話し合うことで、自施設、あるいは自部署の特徴が際立って強みや弱みが見えてきた気がします。主要人物を巻き込んだり全員を巻き込んだり、実践前の準備を主任たちと念入りに行い着々と進めている師長もいました。この講座はPDCAに重要な影響を及ぼす自部署の分析に焦点を当て、スタッフの位置や部署を俯瞰する位置を行ったり来たりする中で地固めができていったように感じます。これからの東邦看護を発展させるリーダーに大いに期待します!

(KAN)