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東邦大学看護学部
高齢者看護学研究室

〒143-0015
東京都大田区大森西4-16-20
TEL 03-3762-9881

研究活動

 

横井 郁子

研究テーマ:療養生活支援とコミュニケーションデザイン

病院は生活の場でもあります、というと看護を学んでいる学生でも「えっ?」という顔をします。でも、そうなのです。食事、排泄、活動そして休息、それも治療や病状のためにさまざまな制限をされてそれぞれを営みます。
かつては入院してから検査をして様子をみて、と手術など治療開始まで数日を要していました。そのため、患者さんたちはそれほどの制限がかからない間に病院という環境を知り、生活適応もしやすかったと思います。しかし、現在は入院期間の短縮で入院したその日から治療が始まります。この大きな生活の変化が病気と同等に心身を脅かすことがあります。その対象となりやすいのが高齢患者さんです。そうならないために綿密な説明をするという方法もあるかもしれません。しかし、かつての日本にあたりまえのようにあった他者に関心を寄せ、声をかけ合う生活空間が最も緊張したこころとからだをほぐすのではないでしょうか。
そんな空間づくりのひとつとして医療看護支援ピクトグラムをさまざまな分野の仲間と開発し、いくつかの病院での運用が始まりました。現在、コミュニケーションの新たなツールとなるよう研究、調査を続けています。

藤野 秀美

研究テーマ:中高年慢性疾患患者の特性と療養態度の関連、看護師と介護職者の特性と精神健康との関連

看護師や介護職者など対人援助職は、自分自身の感情を抑えて他者を支援し、援助するという感情労働を余儀なくされます。この職業特徴から仕事の継続に関連する要因は単に環境だけでなく、個人特性やストレスへの感受性なども関係するとされています。これらの対人援助職者がより健康的に仕事に取組み、看護や介護を提供する方々や職場の人々とより良い関係を保っていくための方略を探究しています。また、中高年慢性疾患患者さんを対象として、療養態度、支援を受ける態度と個人特性の関連を調べ、これらの方々が適度な支援を受けつつ自律した生活ができるようなサポートを探求しています。さらに急性期病院において、高齢患者や認知症患者さんへのケアのあり方について、チームアプローチを視野に入れながら探求していきたいと考えています。

村田 磨紀

究テーマ:病棟看護師の退院支援実践力と共感および倫理的行動の関連

日本において、病院に入院している患者さんの約7割は65歳以上の高齢者です。高齢者の健康に関する意識調査では、高齢者は自宅での介護や看取りを望んでおり、配偶者に対しても自宅で介護し、看取りたいと考えている人が多いことが報告されています。高齢者が、住み慣れた地域で必要な医療・介護サービスを受けつつ、安心して自分らしい生活を実現できるように、行政は在宅医療・介護を推進し、病院は退院支援を行っています。退院支援において病棟看護師は、患者さんが自身の疾患を理解し、退院後にどのような生活を送るかを決定できるように支援します。しかし、このような退院に向けた個別対応を、難しいと感じている病棟看護師が多いことも報告されています。
私は、退院に向けた個別対応を行うことができる病棟看護師の育成に向けた教育のあり方と、経験の重ね方への示唆を得るために、退院に向けた個別対応を行うことができた病棟看護師の特徴について研究しています。
 

小野 真由子

研究テーマ:ソーシャルサポートと死に対する態度の媒介要因の検討 -有料老人ホーム入居者の自尊感情に焦点を当てて-

日本は現在、高齢化率25.0%を超える超高齢社会になり、2040年には死亡者数が約166万人とそのピーク迎えます。今後看取り場所の確保と同時に、“自らの死と向き合う”という意識が求められ、より多くの高齢者、その家族そして社会全体が死と向き合わざるを得ない社会に直面していきます。このような背景を踏まえ,高齢者自身が自己の死をどのようにとらえているのかを知るため高齢者の死をテーマとして研究しています。在宅、病院はもちろん福祉施設などでの看取りは今後さらに増加していきます。高齢者の死への態度、またその関連要因を明らかにし実際のケアに役立てていきたいと考えています。