臼田隼人 「都市河川における河川改修工事がカメ類に与える影響」
河川改修を行う場合、そこに生息・生育する生物にとって良好な環境をできるだけ改変しないよう努めることが、法律により定められています。本研究では、千葉県に流れる二重川において、河川改修の前後でカメ類の生息個体数がどのように変化したのかを検証したところ、240個体から40個体へと激減したことが明らかになりました。今後は、減ってしまったカメ類の個体数を少しでも回復させる手段を考えていきたいと思います。
公表論文
Hayato Usuda • Takae Morita • Masami Hasegawa (2011) Impacts of river alteration for flood control on freshwater turtle populations. Landscape Ecol Eng
2006年度
- 阿部晴恵 「三宅島の噴火がヤブツバキの繁殖成功をめぐる生物間相互作用に与える影響」
- 栗山武夫 「オカダトカゲの色彩パタンの地理的変異」
- 臼田隼人 「都市河川における河川改修工事がカメ類に与える影響」
- 真山春菜 「無尾両生類における跳躍能力の温度依存性」
- 鈴木俊貴 「カラ類混群内での異種間音声コミュニケーション」
- 高橋洋生 「餌の種類に対応して使い分けられるカメレオンの採餌戦術」
- 庭野 裕 「房総丘陵におけるアカガエル類2種の繁殖生態と個体群動態」
- 一條さくら「徳島県伊島におけるニホンヒキガエルの生態」
- 植松いのり「謎のアリグモの正体をさぐる」
- 五味真人 「千葉県君津市福野周辺の水生昆虫相調査と水生昆虫類の高温耐性」
- 舘野光輝 「ヒヨドリの繁殖期の餌資源・巣材資源」
- 仲條竜太 「垂直円網を張るクモ類の占座姿勢に重力が及ぼす影響」
- 深沢 悟 「千葉県白井市梨園におけるハチ類相」
- 松尾梨加 「アライグマ・ハクビシンの食性調査」
- 水澤玲子 「ESTマーカーを用いたヤマザクラの遺伝的多様性解析」