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竹田祐輝 「クツワムシの高温耐性と都市部への進出」

クツワムシ
昆虫を含む節足動物は変温動物であり、本研究で扱うクツワムシも例外ではない。クツワムシのオスは、夏の中旬から秋までの夜間、翅をこすり合わせて鳴き続ける事により、メスを誘い出し交尾をする。そしてその間、鳴き続ける事による運動によりオスの体温は上昇し、体温が32度付近になると鳴く事をやめてしまう。また都市部付近では、ヒートアイランド現象により夜間でも気温が下がらず、林内に比べて高温の夜が続くため、クツワムシが都市へと進出する事はできずにいた。ところが近年、都市近郊におけるクツワムシの生息が確認されるようになった。本研究では、この都市型のクツワムシと、森林に生息するクツワムシの違いを実験を通して比較し、なぜクツワムシが都市へと進出してくることができたのかを考える。
県立船橋県民の森
調査地:千葉県白井市、千葉県船橋市市民の森周辺、千葉県君津市福野小学校周辺

竹田祐輝

略歴

  • 岩手県立盛岡第三高等学校卒業