クサガメChinemys reevesiiは主に低地の河川や池沼等を生息場所としており、水田やため池にも多いとされているが、水田環境を含む地域の調査は殆ど行われておらず、谷津田を含む里山環境に生息する個体群に関する研究は無い。そこで、2005年から千葉県市原市の谷津田に生息するクサガメの個体群構成や、野外の個体群における研究が少ないメスの繁殖生態と幼体の生態について研究を行ってきた。
今年度は年齢や体長組成等の個体群構成の調査を継続して行うとともに、これまで明らかにすることが出来なかった幼体の越冬場所の解明や、産卵場所の特定を目的として研究を行う予定である。
今年度は年齢や体長組成等の個体群構成の調査を継続して行うとともに、これまで明らかにすることが出来なかった幼体の越冬場所の解明や、産卵場所の特定を目的として研究を行う予定である。