アズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)は、ヒキガエル科に属し、本州近畿以東に普通であり、市街地から山地まで広く生息する。伊豆諸島新島において、人為的に持ち込まれた本種が1990年代より観察されはじめ、島内で帰化している。
また、クロオオアリ(Camponotus japonicus) は、奄美以南の地域を除く日本全国の、開けた環境に生息し、市街地でも見かけることができるほどの最普通種である。しかしながら、新島島内における本種の分布は高所に限られており、平地から発見することができない。
この局地的なクロオオアリの分布傾向から、新島本来のアリ相が、ヒキガエルの移入により改変されている可能性が考えられる。私は、新島島内の、ヒキガエルとクロオオアリの詳細な分布域を明らかにすることを通し、伊豆諸島の生物相へ及ぼすヒキガエルの影響について、考察していきたいと考えている。
また、クロオオアリ(Camponotus japonicus) は、奄美以南の地域を除く日本全国の、開けた環境に生息し、市街地でも見かけることができるほどの最普通種である。しかしながら、新島島内における本種の分布は高所に限られており、平地から発見することができない。
この局地的なクロオオアリの分布傾向から、新島本来のアリ相が、ヒキガエルの移入により改変されている可能性が考えられる。私は、新島島内の、ヒキガエルとクロオオアリの詳細な分布域を明らかにすることを通し、伊豆諸島の生物相へ及ぼすヒキガエルの影響について、考察していきたいと考えている。