トップページ > 研究紹介 > 2015年度 > 加賀山翔一「淡水性カメ類の現状把握と保護管理対策の検討」
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加賀山 翔一

淡水性カメ類の現状把握と保護管理対策の検討

 野生動物の保護管理を行う際,対象となる生物の生息数などは非常に重要な情報となる.現在,全国的に減少傾向にあるニホンイシガメ(Mauremys japonica,増加傾向にある外来種クサガメ(Mauremys reevesiiやミシシッピアカミミガメ(Trachemys scripta elegansにおいて,生息数自体を評価した研究はほとんど行われていない.私は千葉県を対象に広域的な個体数調査を行い,統計モデルを用いて千葉県全体でのカメ類の総個体数や高密度地域を特定する研究を行っている.本研究を通して,保全上重要な地域を認識し,有効な保全管理対策の提案に繋げることが目標である. 

 

*クサガメは,外来種として扱う(e.g. 疋田・鈴木 2010Suzuki et al. 2011).