トップページ > 研究紹介 > 2015年度 > 小林  篤「乗鞍岳に生息するライチョウの個体群研究と保全に向けた取り組み」
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小林  篤

乗鞍岳に生息するライチョウの個体群研究と保全に向けた取り組み

 

高山に生息する生物相は、気候変動に対し最も脆弱なものの一つといわれている。これらの種の個体群動態について理解を深めることは、気候変動やそれに付随する生物的環境の変化の潜在的な影響を把握し適切な保全対策を立てる上で重要である。日本に生息するライチョウ(
Lagopus muta japonica)はこの種の中でも世界最南端に生息する個体群だが、個体数は減少傾向にある。私は北アルプス南端の乗鞍岳において、この鳥の個体群動態に影響を与える要因の把握と将来予測についての研究を行っている。