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東邦大学理学部 生物学科 生体調節学研究室

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担当科目(除く卒業研究指導)

 

講義・演習

組織学(1年生対象)/岩室

  基盤科目であり、履修を必修指定しているので、1年次生の全員が履修をします。授業では高校生物レベルから無理なく入れるよう、生体の構成とその成分の解説からはじまり、動物の組織を観察していくための手法(顕微鏡の種類や染色方法など)の紹介を経て、四大組織である上皮、支持、筋肉、神経組織についての総論を展開しています。悪筆ですが、要点をまとめた板書を行い、学生には「記憶でなく記録」を大切にするべく、ノート作りを奨励しています。理学部の組織学ということもあり、医学部におけるそれとは異なる色を出すために、組織の形状を細説することよりも、生理機能を絡めて、組織の構造の特徴との関わりを解説しています。期末試験では、描画、基礎用語の解説、基本知識の記憶、応用問題を出題し、総合的な理解力を得たかどうかをみています。採点は実施後3日以内に終了し、希望者全員に答案を見せて、評価についての説明をしています。
出欠は毎回厳しくチェックしますが、配布する出席カードの裏面を利用して、毎年、毎回、いろいろ楽しいコメントやイラストを履修者が送ってくれます。それに対するレスポンスを翌週の授業の冒頭で紹介していますが、時には20分くらいかかってしまうこともあります。

分子生理学(3年生対象)/岩室

  選択科目です。遺伝子発現からタンパク質の生合成、翻訳後修飾、そして分解まで、タンパク質の一生を解説します。一部の内容は他講義科目と重複するものの、タンパク質を様々な角度で解析した講義内容には授業評価アンケートで高い評価を頂いています。内容が多岐に渡っているので、書き込み型のプリントを用意しています。成績評価は、授業内容をもとに学生個々のオリジナルノートの提出により行います。ノート作りはとても大変な作業なので、他の教科の勉強や実習レポートの執筆にも影響を与えているようです。そのため、近年は学業成績が上位にいる学生たちに敬遠されがちですが、決意をもって履修した学生達は大半が非常に見事な優れたノートを作成します。頑張った人には高得点をどんどん出しますので、100点のノートを抱えて涙する学生もいます。意欲的に取り組んだときの本学の学生のポテンシャルの高さを強く認識させてくれている、大好きな講義です。

バイオテクノロジー研究法(3年生対象)/岩室

  バイオテクノロジー研究における広範な知識の取得も重要ですが,それ以前の正しい科学倫理観や汎用機器の使用法などにも言及し,正しいライフサイエンティストの養成を目指した科目をつくりました。評価の一部として最新機器を紹介するプレゼンテーションも課せられ,発表だけでなく質問をする・質問に答える,ということも重要視されています。

生物科学研究法(1年生対象)/岩室・蓮沼

  15名の学科教員によるオムニバス形式の授業であり、そのうちの1回を担当しています。岩室はプロテオーム解析について、遺伝子組換えから遺伝子工学、細胞工学に渡る範囲の話を解説します。1年生にはちょっと(かなり)難しい内容ですが、卒業時にはここまで理解できるようにしたい、という到達目標の提示のつもりでいます。蓮沼は、繁殖期のアカハライモリの雄が示す特異的な求愛行動について、ホルモンやフェロモンがどのように関わっているかを中止人に解説します。アカハライモリ版「男はつらいよ」といったところでしょうか、その動画は必見です。

物質生化学(1年生対象)/蓮沼

  1年生の基盤必修科目で、生体物質を分類し、それらの構造、機能、特性を理解することを目標としています。生命の最小単位である細胞に焦点を当て、その構造や機能を述べるとともに、生化学とはどのような学問であるか、続いて生体内の化学反応の媒体となる水について解説した上で、各種生体物質の構造、機能、特性についてを概説します。

生理化学(3年生対象)/蓮沼

  3年生対象の応用講義科目です。酵素、特に多分子型酵素の代謝調節における役割を理解することを目的とした臨検関連科目です。

生命科学研究法(大学院修士課程対象)/岩室

 大学院修士課程1年生を対象としていて、生物学専攻と生物分子科学専攻のそれぞれから2名の教員が講義を行います。履修者のバックグラウンドが様々であるので、分子生物学に関わる導入や用語などの復習と解説の部分を担当するとともに、科学者としての倫理、特にデータの取扱いと守秘義務、各種法律、また特許等の話題も取り上げ、科学論文の書き方についても言及します。例年、使用したパワーポイントのファイルを希望者に配布し、好評を得ています。

機能生物学(大学院生修士課程対象)/蓮沼

  大学院修士課程を対象としていて、生物学専攻と生物分子科学専攻の相乗りの科目です。動物植物細菌類,いろいろな生き物がどのように生きているのか、分子レベルから掘り下げる,2014年度春に新設された科目です。

実習

生物科学実験法I(1年生対象)/岩室、蓮沼

 岩室は「タンパク質の定量」の実習を担当しています。濃度の与えられたタンパク質標準溶液をLowry法で発色させ、同じ操作を行った濃度未知試料のタンパク質濃度を算出します。グラフを用いた検量線と関数電卓を用いた回帰方程式からの算出を比較したり、分光光度計の使い方、吸光度と透過率の関係などを学んだりします。また、本格的な実験レポートの執筆も課せられ、履修者は高等学校までの理科実験との大きな違いを痛感することになります。採点は容赦なく、計算間違いや記述不足のレポートは再提出を求められるので、学生は鍛えられます。蓮沼は「遠心分離法」を担当し、クロレラと紅色非イオウ細菌の混合試料を用い、遠心分離機の使用方法を教授します。
生物学実験法I実習風景
生物学実験法I実習風景。初登場の岩室先生にやや緊張気味の1年生。

生物科学実験法II(1年生対象)/岩室

 「実験動物の取り扱い」を学ぶとともに,「デジタル組織標本の作成」を行います。「実験動物の取り扱い」では、動物実験と飼育、廃棄等に関する原則を解説し、また「デジタル組織標本の作成」においては、いろいろな組織切片の顕微鏡写真集をつくり,組織学の講義に活用することが目的です。もちろん,実際の顕微鏡観察も行ないます。

細胞・組織学実習(2年生対象)/岩室

 基盤必修実習で、2名の教員が2項目の実習を担当し、担当教員別に2通のレポートを提出させていますので、学生諸君はたくさん勉強させられます。動物組織包埋標本をミクロトームで薄切し、アザン法で染色後,顕微鏡観察を行ないますので,組織学のみならず、病理学等への基礎ともなるため、将来的にも役立つと考えています。担当している分のレポートについては、記述の間違いや勘違いを指摘し、場合によっては再提出を課して、一定の理解のレベルに届くようにと腐心しています。レポート返却には手渡しを心がけ、短時間ではありますが、一人一人に評価を伝えるようにしています。学生達はこの実習をクリアできれば、以後、担当者の講義や実習を履修しなくてもすむので、「大きな山」を越えるべく、がんばっています。

生化学実習(2年生対象)/蓮沼

 基盤必修実習で、松本先生と分担しています。生化学の基本的な実験手法のうち、単離・精製法、検出・同定法、諸性質の確認方法などを習得するとともに、与えられたテーマについて実験を計画・実施し、得られた結果を解析て結果をまとめ、報告する能力を養うことを目標としています。