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お問い合わせ先

東邦大学理学部
〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-1674

小学校基礎理科研修会

講師:藤﨑 克雄 (CST養成プロジェクト研究員)

 開催日時:平成22年7月28日(水) 10:00-12:00、 13:00-15:00

平成22年7月29日(木) 10:00-12:00、 13:00-15:00

開催場所:28日 船橋市立坪井小学校、29日 船橋市立小栗原小学校

参加者:28日 学生候補者3名、29日 学生候補者3名

目的

小学校現職教員を対象とし、小学校の理科の基礎的な知識とスキルを身につけてもらう。学生候補者が研修会のアシスタントをすることで、理科教員に必要な資質能力を身につける。

子供の実態と理科の重要性

講師の藤崎先生が、以前小学校の児童に対して行った自然体験や生活体験に関するアンケート結果を示し、その後理科の授業の重要性を説明した。アンケートの項目は「1時間以上歩き続けたことがある」や「外でヘビを見たことがある」などであり、調査の結果、児童が自然体験や生活体験に乏しいことが明らかにされている。小学校の理科の授業は、児童のこのような自然体験や生活体験を補うことができるとともに、より自然現象に興味を抱かせることができる。しかし、小学校の教員の中には専門性が高い理科の授業を苦手としている人もいるので、今回の講座で理科の実験の基礎的な内容を再確認することを目的としていることを説明した。

小学校理科の学習内容

小学校3から6年生までの理科の単元と内容を確認した。

理科実験の基礎的な知識


理科実験で使用する実験器具(マッチ・アルコールランプ・ガスバーナーなど)の使い方を実演しながら説明した。また、危険な薬品の注意点や薬品の調合の仕方を説明した。

電磁気

電磁気の立体模型
小学校の理科で説明が困難な分野の1つである「電磁気」の模型を使用しながら説明をした。講師が自ら作成した立体模型を用いて電気と電磁気を解説し、児童が理解しやすい教材と指導方法を受講者に習得させた。

CST学生候補者の理科実験の発表

学生候補者による発表
CST学生候補者が小学生向けの実験教室で行った実験を、現職教員に向けて実演した。28日は「ミジンコキャッチャー」と題した、ミジンコをスポイトで吸い取り顕微鏡下で観察するゲームと、「光のブーケ」と題した光ファイバーを利用した光の性質を学ぶ実験を行った。29日は、葉の葉脈標本の作製方法と、電子ブザーを用いた「イライラ棒」を紹介した。