教員養成課程の教育目標

　自然科学系総合大学である東邦大学は「自然、生命、人間」を建学の精神とし、さらにそれを「生命（いのち）の科学で未来をつなぐ」というコーポレートステートメントとして示しながら、「自然に対する畏敬の念、生命の尊厳の自覚、人間の謙虚な心を原点とし、科学と技術を駆使して持続可能な社会の構築に貢献しうる人材を養成する」ことを目標として教育研究を展開している。このような建学の精神を踏まえ、本学教員養成課程では、確かな科学的専門知識に基づいて児童・生徒に対して自然科学のおもしろさ、楽しさ、大切さを伝えることができ、さらに豊かな人間性をもとに現代の教育諸問題に対応できる教員を養成することを教育目的としている。
　具体的には、教員養成課程は以下の目標を掲げて教育活動を実践している。

1. 教師に求められる能力および資質の形成・育成を行う
   
   自然科学の基礎的学力の形成、理科・数学・情報の教科指導能力の育成、教科外指導および生徒指導能力の育成、自主的・創造的精神に充ちた教育研究能力の育成、仲間と連帯し未来を切りひらく実践力の育成


2. 卒業生との交流を深め、教師教育の共同研究を発展させる


3. 国内・国外の学生および教育・研究に携わるものと連帯し全国的、国際的視点に立った教育研究・実践を行う


4. 教員養成のみならず広く教育者に求められる能力および資質をもった人材の育成を行う